高配当株のソフトバンク、株価が8カ月ぶりの安値まで下落した本当のワケとは
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株式市場では、常に多くの企業の株価が変動しています。



株価が大きく動いた時、その原因を調べると、今後の投資に活用できるヒントが得られることがあります。



今回は、ソフトバンク(9434)を取り上げます。



ソフトバンクの株価は下落し、8カ月ぶりの安値をつけました。



では、なぜその下落が起こったのか、背景を解説していきます。



■ソフトバンクの株価が8カ月ぶりの安値まで下落



ソフトバンクの株価は、2022年2月24日の終値で1418円でした。



直近高値となる2021年11月25日の終値である1599円と比べると、11.3%の下落となります。



なお、1418円は、2021年6月以来約8カ月ぶりの安値となりました。



■通信料金に関する厳しい事業環境



ではなぜ、この下落は起こったのでしょうか。



ひとつ要因として考えられるのは、ソフトバンクの通信事業を取り巻く環境の変化です。



ソフトバンクが2022年2月3日に発表した2022年3月期第3四半期の決算短信では、売上高は4兆1738億円(前年同期比+9.6%)、営業利益は8212億円(同-2.4%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は4208億円(同-3.0%)となりました。



高配当株のソフトバンク、株価が8カ月ぶりの安値まで下落した本当のワケとは

出所:ソフトバンク「2022年3月期 第3四半期決算短信」



ヤフー・LINE事業の経営統合による効果などもあって売上は伸びましたが、政府の施策などを背景とした通信料の値下げが響き、減益となりました。



近年、通信料金の値下げに関する潮流は強まっていたほか、楽天グループ(4755)が運営する楽天モバイルの急速な成長もあって、こうした厳しい事業環境の変化が株式市場で嫌気されている可能性は高いです。


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