株式投資をする上で、配当金を目当てに買う株を考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。



確かに、実際にお金が振り込まれると、リターンを実感しやすいです。



しかし、株式投資には「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。



今回は任天堂(7974)について、「1年前に100株買っていたとしたら、配当金・株価変動含めてトータルでリターンはどのくらいだったのか」を見ていきたいと思います。



それではまず、配当金について見ていきましょう。



■任天堂の配当金のリターンはいくらか



任天堂の株式を2021年3月16日の終値(63,640円)で買い、持ち続けたとすると、2021年3月期の期末配当と、2022年3月期の中間配当の計2回受け取ることができます。



なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。



任天堂の株を1年前に買った人、本当はいくら損したのか【配当・株価】(2022年3月)

出所:任天堂株式会社 コーポレートサイト



任天堂の2021年3月期の期末配当は1,410円、2022年3月期の中間配当は620円でした。



そのため、100株ベースの配当金のリターンは203,000円でした。



■任天堂のトータル・リターンはいくらか



2021年3月16日の終値は63,640円で、2022年3月16日の終値は59,820円でした。



100株ベースの株価変動によるリターンは-382,000円でした。



配当金が203,000円ですので、トータル・リターンは-179,000円、-2.8%となりました。



■まとめにかえて



任天堂の株式の年間リターンは-2.8%となり、配当金がありながらも若干のマイナスとなりました。



どのように感じられたでしょうか。



株価や配当金の動向など、今後も注目です。



■参考資料



  • 任天堂株式会社 株主・投資家向け情報( https://www.nintendo.co.jp/ir/ )
  • 任天堂株式会社 配当金( https://www.nintendo.co.jp/ir/stock/dividend/index.html )
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