株式投資をする上で、配当金を目当てに買う株を考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。



確かに、実際にお金が振り込まれると、リターンを実感しやすいです。



しかし、株式投資には「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。



今回は日本電気(6701)について、「1年前に100株買っていたとしたら、配当金・株価変動含めてトータルでリターンはどのくらいだったのか」を見ていきたいと思います。



それではまず、配当金について見ていきましょう。



NECの配当金のリターンはいくらか



NECの株式を2021年3月16日の終値(6,520円)で買い、持ち続けたとすると、 2021年3月期の期末配当と、2022年3月期の中間配当の計2回受け取ることができます。



なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。



NECの株式を1年前に買った人の配当・株価変動含む「本当のリターン」はいくらか【2022年3月】

出所:日本電気(NEC) コーポレートサイト



NECの2021年3月期の期末配当と2022年3月期の中間配当はともに50円でした。



そのため、100株ベースの配当金のリターンは10,000円でした。



■NECのトータル・リターンはいくらか



2021年3月16日の終値は6,520円で、2022年3月16日の終値は4,930円でした。



100株ベースの株価変動によるリターンは-159,000円でした。



配当金が10,000円ですので、トータル・リターンは-149,000円、-22.9%となりました。



■まとめにかえて



NECの株式の年間リターンは-22.9%となり、配当金がありながらもマイナスとなりました。



どのように感じられたでしょうか。



株価や配当金の動向など、今後も注目です。



■参考資料



  • 日本電気株式会社 株主・投資家情報( https://jpn.nec.com/ir/index.html )
  • 日本電気株式会社 配当金・株主還元( https://jpn.nec.com/ir/stock/dividend.html )
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