子どもに「将来なってほしい職業」ランキング！男女ともに1位は「公務員」
画像（3枚）

5月5日は「こどもの日」。子どもの健やかな成長を願うとともに、将来に思いを馳せる方もいるのではないでしょうか。



大人になったら何になるかはお子さんが決めることですが、こんな職業に就いてほしいと想像することもあるでしょう。



子どもに願う職業は、時代によっても異なるもの。



今回は日本トレンドリサーチと青山ラジュボークリニックが18歳未満の子供がいる全国の男女331人に行った「子供に将来なってほしい職業」より、男の子と女の子に分けて将来なって欲しい職業ランキングをご紹介します（2022年3月29日公表）。



■「男の子」に将来なってほしい職業ランキング



まずは同調査より、男の子になってほしい職業ランキングをみていきましょう。



子どもに「将来なってほしい職業」ランキング！男女ともに1位は「公務員」

出典：日本トレンドリサーチと青山ラジュボークリニック「子供に将来なってほしい職業」



  • 1位：公務員
  • 2位：一般企業の会社員
  • 3位：医師
  • 4位：プログラマー・エンジニア・ゲームクリエイター
  • 5位：研究者
  • 同率6位：薬剤師・経営者
  • 8位：教師
  • 同率9位：YouTuber・スポーツ選手

最も多かったのは「公務員」でした。子どもに生涯不自由ない生活をして欲しいと願う場合、コロナ禍の影響もあり公務員が人気なのでしょう。同調査よりコメントも確認します。



  • 食いっぱぐれのないような人生を歩んでほしいから（40代・男性）
  • 安定感を重視した場合、公務員がいい。（50代・男性）
  • コロナウイルスの影響で倒産する企業が多いですので倒産しないのがいいですね。（70代・男性）

子どもに希望する職業に「安定」を願う親が多いようです。



一般的には就く人が多い「一般企業の会社員」が2位になりました。



  • 偉業などを達成してほしいわけではないので、人並みに育って、無難な人生を歩んでほしいから。
    （30代・男性）
  • 一般的な社会人の方が、何かと楽に生きていけると思うので。（40代・男性）
  • やれることの幅も広いと思うので。（40代・男性）

現実的に考えたら会社員と思われる方も多いですよね。さまざまな会社がある分、子どもの意志も尊重しやすいです。



「堅実」「地道」といったワードがコメント内には見られ、ふつうの人生を地道に歩んでほしいという願いが見られました。大人になると「ふつうは意外と難しい」と感じることもあるでしょう。



それ以降、人の命を救い高収入な医師や、現代ならではのプログラマー・エンジニア・ゲームクリエイターといった声も。プログラミングをならったり、ゲームにハマったりする男の子は多いので、そのすがたを見ていると自然とプログラマーなどを想像してしまいますね。



■「女の子」に将来なってほしい職業ランキング



次に女の子の職業ランキングを見ていきます。



子どもに「将来なってほしい職業」ランキング！男女ともに1位は「公務員」

出典：日本トレンドリサーチと青山ラジュボークリニック「子供に将来なってほしい職業」



  • 1位：公務員
  • 2位：一般企業の会社員
  • 3位：薬剤師
  • 4位：看護師
  • 5位：パティシエ
  • 6位：医師
  • 7位：保育士
  • 同率8位：芸能関係（女優・芸人・歌手など）・プログラマー・エンジニア・ゲームクリエイター
  • 10位：デザイナー

男の子と同じく1位は「公務員」、2位は「一般企業の会社員」でした。公務員人気の根強さから、いかに子どもに安定を望む親が多いのかが分かります。



3位以降は「薬剤師」「看護師」「保育士」など資格職が続きます。



共働きが当たり前と言われる現代。今の子どもたちが20～30代になる頃には、より共働きが当たり前となっていることでしょう。



ただ親世代としては、育児をしながら仕事をする大変さも痛感しているもの。女の子を育てる親の中には、育児をしながらでも働けきやすいからと資格職を願う方も多いですよね。



一方で、8位には男の子と同じ「プログラマー・エンジニア・ゲームクリエイター」が入りました。



■親としてできることは？



男の子と女の子ともに、1位は公務員、2位は一般企業の会社員でした。安定や普通を願う親の想いや現実的な考えが現れる結果となりましたね。



今回の調査では「本人がやりたいことをやってほしい」と前置きしている方も多かったようです。仕事は続けることが大切ですから、子ども本人の意思を尊重したいと考える方が多いでしょう。



親としては、子どもが望む職業に就くためにできるだけのことをしてあげたいもの。



こどもの日というタイミングで子どもの将来への希望を聞きながら、どのような学校へ進めばよいか、いま何をしたら良いかといった将来の話をしたいですね。



同時に、子どもの希望を叶えるためのマネープランについても見直しながら、計画を立ててはいかがでしょうか。

今は高校無償化などさまざまな制度があるので、夢を叶えるために情報収集されることもおすすめします。



■参考資料



  • PRTIMES「【パパ・ママに聞いた！】子供に将来なってほしい職業ランキング！ 男女別で発表」( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000087626.html )
  • 日本トレンドリサーチ「【パパ・ママに聞いた！】子供に将来なってほしい職業ランキング！ 男女別で発表」( https://trend-research.jp/13385/ )
  • 青山ラジュボークリニック( https://nipt-info.com/ )
編集部おすすめ