春はたくさんの野菜苗や花苗が出回る季節。さまざまな種類の苗が並んでいるのを見ると、どれにしようか迷ってしまいますね。
野菜や美しい花々を育てるのもステキで楽しいものですが、料理にも使えて花も咲くハーブを選んでみるのはいかがでしょうか。
今回は春から育てたい、オススメのハーブとスパイスを紹介します。
■春から育てる!おすすめハーブ&スパイス6選
家庭菜園初心者でもカンタンに育てられるハーブは、料理にも使えて花も鑑賞できる、育てて楽しい植物です。香りがよいハーブは、自宅でもその芳香を楽しむことができますよ。
ライフスタイルに合わせて、さまざまな楽しみ方ができるハーブは、まさに生活に彩りを与えてくれる植物ともいえるでしょう。
■バジル
ハーブの代表格といえばバジル。家庭菜園で比較的カンタンに育ち、たくさんの量を収穫できるでしょう。サラダに入れたり、収穫が多ければバジルソースを作ったりすることもできますよ。

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バジルはトマトと相性がよいコンパニオンプランツなので、同じ夏野菜同士で育てるとピザの材料にもなりそうです。農薬の代わりに木酢液やニームなどを使用すると無農薬で育てられます。
バジルは柔らかい新芽が一番おいしいので、早めに収穫していただきましょう。害虫対策のための観察も忘れずに。
■レモングラス

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ハーブティーを作るなら、欠かせないのがレモングラス。もちろん鉢でも育てられますが、地植えにして花壇のアクセントにするのもオススメです。レモンのような独特の香りは虫よけの効果もあると言われています。
イネ科の多年草で地植えにすると、1メートルを超える大株に育つ可能性があります。収穫もかねて適宜剪定しながら育てましょう。根域を制限して育ててもよいかもしれません。
■ローズマリー

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肉料理には欠かせないローズマリーも、春から育てるのにオススメのハーブ。
自宅で育てると、フレッシュハーブティーとしても楽しむこともできます。使いたいときに好きなだけ収穫できるので、保存の手間もかからず便利。
春には白や薄紫の小花がたくさん咲き、観賞価値が高いのもローズマリーの魅力。大鉢や地植えにすれば大きく成長するので、低木のように仕立てることもできます。
■タイム

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タイムは魚料理と相性がよいハーブ。
フレッシュはもちろん、乾燥させてドライタイムにすれば長い間保存できます。生育も旺盛でたくさん収穫できるので、スーパーで購入するよりもかなり割安。コストパフォーマンスがよいのも嬉しいですね。
寄せ植え用の華やかな品種も多く出回るので、コモンタイムなど食用の苗を選ぶようにしましょう。高温多湿に弱いので、梅雨前には刈り込んで手入れが必要です。
■カモミール

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デイジーに似た白く可愛らしい花を咲かせるカモミール。リラックス効果の期待できるハーブティーとしても有名です。
開花後、日が経つに連れて香りが弱くなるので、芳香を楽しみたいときは早めに収穫してドライにしましょう。
カモミールは繊細な葉と可憐な花が人気の植物。どんな花壇にもよく合いますが、一年草なので梅雨前には株が枯れてしまいます。花のシーズンが終わらないうちに、早めに収穫しましょう。
■トウガラシ

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日々の料理に欠かせない香辛料といえばトウガラシ。粉末状のものや乾燥して輪切りにされたものなど様々なものがスーパーに並んでいますが、自宅でも比較的簡単に育てることができます。
病害虫の被害にもあいにくく、家庭菜園初心者にもオススメ。育て方はピーマンやシシトウとほぼ同じで、プランターでも育てることができます。ハダニが発生しやすいので、株全体に葉水をかけましょう。
赤くなった唐辛子は乾燥させてドライにしても、赤い発色や艶やかな質感は損なわれません。そのため、枝つきのトウガラシはドライフラワーとしても人気が高まっています。
■まとめにかえて

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今回はカンタンに育てられるハーブ&スパイスを紹介しました。自分で育てれば、好きなだけ使えるのが家庭菜園のおもしろいところでもあります。
ハーブは大変丈夫で生育が旺盛な植物。地植えにすると、大きく生長して他の植物の生長を妨げる場合があるので、注意が必要です。初心者は鉢植えから始めてみるとよいでしょう。
さまざまなハーブが植えられた庭は、大人っぽくとてもオシャレ。見ためも楽しめますよ。ぜひハーブ栽培にチャレンジしてみてくださいね。