アマゾンは2022年7月14日、「プライムデー(2022年7月12日~13日実施)」で、日本で過去最高の記録を更新したと発表しました。
プライムデー史上、プライム会員の参加が最多となったほか、特別価格での商品購入数も最多となりました。
また、販売事業者による売上個数は約1400万個と、48時間の時間枠のプライムデーにおける販売事業者の売上も過去最大になったとのことです。
利用者にとっても業者にとっても盛況となったプライムデー。
読者の中にも、何か買い物をしたという人がいらっしゃるのではないでしょうか。
ところで、皆さんはネットで商品を買う際、レビューを見ますでしょうか。
- 「後悔したくないので、レビューの評価が高い物を買う」
- 「低評価のレビューも一応見る」
- 「レビューは全く見ない」
など、レビューに対する姿勢は様々かと思います。
そこで今回は、デジタルシェルフ総研の実施した調査をもとに「世帯年収別のアマゾンレビュー信用度」を紹介します。
■世帯年収別のアマゾンレビュー信用度
少し古い調査ですが、デジタルシェルフ総研が2020年7月10日に発表した「商品レビューはどのくらい購買行動に影響する?世帯年収別Amazonレビュー信用度を調査。」の内容を見ていきます。
同調査では、レビューの信用度を「全体的に信用」「購入者のみのレビューを見る」「良いレビューを見る」「悪いレビューを見る」の4つに分け、それぞれを5段階評価で意向を調べています。

出所:デジタルシェルフ総研「商品レビューはどのくらい購買行動に影響する?世帯年収別Amazonレビュー信用度を調査。」
その結果、「レビューを全体的に信用しており、悪いレビューはあまり見ない」のは「世帯年収600~800万円」の層が最多となりました。
また、「悪いレビューをよく見て、全体的にレビューは信用していない」という姿勢が強かったのは、「世帯年収1500~2000万円」という結果になりました。
年収が高いほど、レビューに対して保守的な姿勢を持っているということでしょうか。
■年収と衝動買いの頻度の関係
次に、年収と衝動買いの頻度について見てみましょう。

出所:デジタルシェルフ総研「商品レビューはどのくらい購買行動に影響する?世帯年収別Amazonレビュー信用度を調査。」
「あなたは特定の製品を買うつもりがなく、Amazonで製品を検索することが1ヶ月にどれくらいありますか」という質問に対し、「世帯年収600~800万円」の世帯が「全くしない(14.08%)」「あまりないがたまにする(38.03%)」と、慎重な姿勢を示しました。
一方、「世帯年収1500~2000万円未満」については、「週1回以上ある(33.33%)」「2−3週間に一回程度ある(22.22%)」と、衝動買いの頻度が最も多くなりました。
■まとめにかえて
いかがだったでしょうか。
アマゾンプライムデーなど、お得に買物できるチャンスはありがたいですが、年収の多い・少ないに関係なく、ムダ遣いには気をつけたいものです。
参考になれば、幸いです。
■参考資料
- Amazon Newsroom『Amazon「プライムデー」、日本で過去最高の記録を更新』( https://amazon-press.jp/Top-Navi/Press-releases/Presselist/Press-release/amazon/jp/Prime/PrimeDay/2022/20220714_Release/ )
- デジタルシェルフ総研「商品レビューはどのくらい購買行動に影響する?世帯年収別Amazonレビュー信用度を調査。」( https://itsumo365.co.jp/lab/273/ )