せっかく車を買うなら個性的な車がいい、と思う方も少なくないでしょう。
最近は普通車も軽自動車も個性的な車が少ないですが、スズキのラパンLCという車は他に類を見せない特徴的な外装が代名詞とも言える車です。
そこで今記事では現行モデルのラパンLCの概要や、内装に注目してご紹介します。
■ラパンは歴史のある車

出所:メーカー公式サイト
ラパンという車、実は長い歴史を持っていることをご存じでしょうか。
ラパンの初代モデルは今から20年も前の2002年に登場しました。これもまた歴史の長い、スズキのアルトの派生車種として「ゆるさ」をコンセプトに開発された背景があります。
見た目から分かるようにこの車のターゲットは女性で、車名の由来ともなっている「ウサギ」をモチーフとしたエンブレムも特徴的と言えるでしょう。
ちなみに現行型のラパンは初代から通算して3代目となっており、今回紹介するラパンLCは新たに設定されたグレードとなります。
■新型ラパンLCの特徴をチェック

出所:メーカー公式サイト
それではラパンLCはどの様な特徴があるのか見ていきます。ラパンLCは、2022年6月17日にベース車のアルトの一部仕様変更とともに誕生しました。
発売元のスズキのリリースによると、エクステリアには専用のメッキフロントグリルガーニッシュやメッキヘッドランプガーニッシュ、メッキバックドアガーニッシュなどを採用し、懐かしさを感じられるデザインとなっています。
インテリアには、ブラウンを基調としたレザー調とファブリックの表皮や専用色の本革巻ステアリングホイールなどを採用し、落ち着きのある空間となっています。
並行してラパンも販売されていることから、ラパンLCはラパンをより上質に仕上げた上位グレードの位置付けとなっていることがわかります。
外観だけ見てもラパンLCの方が高級感のある作りとなっています。
■ラパンLCの魅力的な装備を確認してみよう
改めて、ラパンLCに搭載されている装備類を確認していきましょう。ここでは3つのポイントに絞ってチェックしていきます。
■ラパンLCの魅力1. おしゃれな内外装

出所:メーカー公式サイト
ラパンLCはとにかく個性的です。メーカーのリリースでも「懐かしさ」と表現されていましたが、なんとなく1960年代~80年代を彷彿とさせます。
他メーカーの車ですが「日産 フィガロ」や「2代目のダットサン フェアレディ」の様なイメージを感じられます。
内装に注目してみると、木目調のパネルやブラウン系を採用していることによる「大人らしさ」を演出しています。
落ち着きのある内装は2016年に販売を終了した「MRワゴン Wit」が今風になって再登場したようにも思えます。
■ラパンLCの魅力2. 現在の時流に合わせた快適装備の数々
ラパンLCは上質でレトロな見た目に注目されがちですが、しっかりと現代の装備が多く採用されています。
まず目を引くのがインパネ中央に搭載されたディスプレイオーディオ。Apple CarPlayやAndroid autoにももちろん対応しています。
女性をターゲットとしていることもあり、全てのガラスにUV&IRカットガラスが採用されています。
サンバイザーにはライト付きのミラー、運転席と助手席にシートヒーター、ナノイー搭載のフルオートエアコンなど細かなところに手が届く仕様となっています。
■ラパンLCの魅力3. 最新の安全装備を装備
ラパンLCは現行モデルですから、もちろん安全装備も充実。
「スズキ セーフティ サポート」により前方だけでなく後方の安全も確保されています。
全方位カメラもオプション設定されているので、さらに安全性が高まります。
車の制御関係も優れていますが、ラパンLCは運転席からの視界も良好なので、安心安全なドライブをすることができるでしょう。
■おわりに

出所:メーカー公式サイト
長い歴史があるラパンですが、今回登場したラパンLCはさらに上質となっています。
近年の軽自動車の中でも頭ひとつ抜け出したデザイン性なので、個性を重視するユーザーにはピッタリと言えるでしょう。
■参考資料
- スズキ「ラパンLC」( https://www.suzuki.co.jp/car/lapin_lc/ )