■富裕層はお金への愛が強い
過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。
(初公開日:2022年9月12日)
くら寿司が2022年10月1日(土)より、従来の110円から115円の新価格帯になることを公表し、いよいよ「100円寿司」がなくなるのかと衝撃を受けた方もいるのではないでしょうか。
昨今の世界情勢を受けて仕方がない値上げとはいえ、多くの分野で値上げが相次ぎ、家計への影響は避けられません。
こういった状況でこそ見直したい「お金の使い方」ですが、節約に嫌気がさしている方もいるでしょう。
お金の価値観を変えるために参考にしたいのが、富裕層と呼ばれる方々の考えです。
富裕層であれば何にでもお金を使うイメージがありますが、彼らは時にケチといわれるほどお金の管理をしっかり行っています。
筆者は以前、証券会社に勤めていましたが、富裕層と呼ばれる方が富裕層になるのは「お金への愛情」があるからだと感じさせられました。
今回は当時感じた富裕層のお金の価値観のポイントを10個ご紹介します。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
■富裕層の「お金の価値観」10個を図で一気に見る
「お金をなんとなく使ってしまう」「月の収支を確認していない」「銀行口座は適当に使っている」という方は多いのではないでしょうか。
富裕層にはその傾向は見られず、家庭のお金の流れを把握して意識的に使い、金融機関も吟味して選んでいる方が多いように思います。
それだけお金に時間と意識を向けているからこそ、富裕層はお金を稼ぎ、貯めることができるといえるかもしれませんね。
では、筆者が感じた富裕層のお金の価値観を10個ご紹介します。
【写真1枚目/全1枚】富裕層の「お金」の価値観
出所:筆者作成
大きく分けて、お金をかけるものとお金をかけないものを見ていきましょう。
■富裕層がお金をかけるものは?
まずは富裕層が「お金をかけるもの」からご紹介します。
富裕層はお金を「価値がある」と判断したものにかけます。たとえば自分の好きなモノや趣味、家族旅行といったように、自分のモチベーションを上げてくれたり、大切な友人や家族を喜ばせてくれる趣味や旅行などにはお金をかけます。
また、「投資」といった視点ももっており、自己投資になる体験や、長期間保有しても価値があるものにはお金をかけます。
「時間」を大切にするのも富裕層の特徴で、効率を重視します。たとえば食器洗いは食洗機を利用するなど、生産性がないと思う時間はお金で解決する傾向にあります。
生まれた時間を仕事や家族との時間、休息などに使うことで、長く良い仕事ができると考えているのです。
■富裕層がお金をかけないものは?
富裕層といえばブランドもので身を固めるイメージですが、見栄をはるためにお金を使いません。ビジネスで必要だと思えばお金はかけますが、基本的に機能性や質が良いものを身にまといます。
見栄をはろうと思わなくてもよいほど精神が安定しており、お金や自己に対する価値観がしっかりしているのも富裕層の特徴でしょう。
また、固定費の見直しやポイ活、できるだけ手数料を抑えるなどの工夫は富裕層もします。
レジャーもお金がかかるものだけでなく、子どもの習い事のスポーツを観戦したり、美術館や博物館などに出かけたりと、「どのような体験をするか」を重視している方が多い印象でした。
■富裕層のお金への向き合い方に学ぶ
お金を好きなだけ使える印象のある富裕層こそ、実はお金を大切にしています。
細かくお金の流れを見ていますし、お金の置き場所も工夫し、長い目で見てどのように資産を築いていくかよく考えています。
お金のための情報収集にかける時間が長いのも、富裕層ならではでしょう。
お金の使い方を見直す必要がある今、こういった姿勢は見習っていきたいものですね。
■参考資料
- くら寿司「くら寿司「新価格帯設定のお知らせ」 従来の110円と220円から、115円と165円の新価格帯に!10月1日開始 ~持続的な成長実現のため、創業以来初となるお寿司商品の基本価格を全面改定へ~」( https://www.kurasushi.co.jp/author/003917.html )