本日のレンジ予測
[本日のドル/円]↑上値メドは110.06円↓下値メドは106.38円今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
利下げしたら
新型コロナが消えるのか?
G7(主要7カ国)の中央銀行は、緊急電話ミーティングを今夜開き、新型コロナウイルス対策で「協調利下げ」をするかどうか話し合う予定です。マーケットでは、中央銀行に対する利下げ要求が日増しに強まっています。なかでもFRB(米連邦準備制度理事会)に対する期待が大きく、今月の利下げはほぼ100%織り込み済み。
利下げしたら新型コロナは消えるのか、というツッコミは置いとくとして、実際のところ、FRBには利下げする理由がない。2日(月曜)の米2月製造業ISMは50.1で予想(50.5)よりやや低かったが、景気判断の分かれ目とされる50は上回っています。今週金曜日は、注目の米2月雇用統計の発表ですが、事前予想の数字は堅調で、少なくとも利下げを必要とするような状況ではありません。
FRBはアメリカの中央銀行というのを忘れてませんか?
FRBには世界経済を救うために率先して行動する義務も責任もないのです。それでも利下げ期待論は強い。今日はRBA(豪準備銀行)が政策金利を発表します。予想は据え置きですが、利下げ予想もでています。 豪ドル/円位置情報については「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
02日のドル/円のNY市場終値は108.35円
28日の終値に比べ0.28円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。
今日の格言:
他人が君にかける期待や悪口をいちいち受け止めたりしていたら、何の結果も生み出せないだろう。
今日は何の日(3月3日):
上巳(桃の節句)・雛祭り
世界野生生物の日
藤原清衡が平泉に最初院多宝寺(中尊寺)を建立(1105年)
ビゼーのオペラ『カルメン』初演(1875年)
『タイム』創刊(1923年)
「アポロ9号」打ち上げ。月着陸船による初の有人飛行(1969年)
ワシントン条約調印(1973年)
各国・各通貨トピックス
新型コロナウィルス:
ルーブル美術館が休館。職員が出勤を拒否
安倍首相が「緊急事態宣言」なら外出禁止、集会中止命令や物資の強制買い上げも
中国が日本人渡航者の隔離を義務付け。「逆流」を警戒
ドル:
米大統領選の民主党候補指名争い、最若手のブティジェッジ氏が撤退
米とタリバン、アフガン和平合意に署名
ブラードSF連銀総裁「FRB利下げは基本シナリオではない」
ユーロ:
ルフトハンザ航空、新型コロナで新規採用凍結。無給休暇を従業員に提案。
ドイツ政府「債務ブレーキ制度(借入制限)」の一時解除を否定。市場は落胆
NY金先物:
民主党大統領候補と金価格に強い相関関係。サンダース氏勝つと金価格上昇
ユーロ:
ドイツ経済省「景気刺激策、今のところ予定ない」
ポンド:
カーニーBOE(イングランド銀行)総裁「新型コロナウィルスで英国の経済成長率が下振れする可能性」
ジョンソン首相が婚約。今夏に第一子
その他:
新型コロナウイルスの検査に36万円 米マイアミ
フランスでも深刻な雪不足。スキー場に雪をヘリコプターで空輸
バーニーズ・ニューヨーク、米全店舗を閉店
主要指標終値

本日の注目通貨
豪ドル/円:今週のレンジ予想:66.66円から75.73円
中国の景気は過去に例を見ないほど急速に後退しています。先の土曜日に発表された中国の2月製造業PMI(購買担当者景気指数)は、過去最最低の35.7まで悪化(前回50)。サービス業PMIも29.6で過去最低(前回54.1)。良くないのは分かっていましたが、その度合の大きさはマーケットの予想を超えていました。
オーストラリアにとって、中国は最大の貿易相手国。オーストラリアもまた景気悪化は不可避だとして、マーケットはRBA(豪準備銀行)の利下げ予想もでています。
77.56円 : 第3レジスタンス(HBO)
76.32円 : 01月 高値(01月02日)
75.73円 : 第2レジスタンス
74.47円 : 02月 高値(02月19日)
73.02円 : 第1レジスタンス
72.85円 : 2020年の中心値
71.92円 : 02月の中心値
71.20円 : ピボット
69.37円 : 02月 安値(02月28日)
68.48円 : 第1サポート
67.98円 :2009年 04月 安値
66.66円 : 第2サポート
63.95円 : 第3サポート(LBO)

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
3日:RBA政策金利、トルコCPI(消費者物価指数)、南アGDP(国内総生産)、欧失業率、欧HICP など

◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
(荒地 潤)