本日のレンジ予測
[本日のドル/円]↑上値メドは108.43円↓下値メドは106.10円今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
3密、6業態…覚えとこう!
試験にでるぞ!
安倍首相は先週7日、東京など7都府県を対象に「緊急事態宣言」を発令しました。さらに先週末には対象地域のすべての事業者に対して、テレワークを原則として出勤者を最低でも7割減らすことを要請。それとともに自宅でくつろぐ様子を動画にアップしました。
とはいえ、都市封鎖(ロックダウン)のコストは莫大。英国政府はコロナ休業の労働者に賃金の8割を支給することを表明していますが、政府の負担は3カ月ごとに200億ポンド(約2兆6,000億円)という莫大な金額にのぼります。トランプ政権は230兆円の経済対策でも足りないとして、追加で27兆円の対策をまとめる予定。日本政府も布マスクに466億円を投入しました。
しかし、いつまでも守るばかりではいけない。トランプ米大統領は「米国は早く経済を再開するべき」と封鎖解除・緩和のタイミングをはかっています。欧州もイースター明けからビジネス開始といわれていましたが、国によって差があり、オーストリアやスペインでは労働者の仕事復帰を認める一方で、英国やイタリアは4月一杯ロックダウン(都市封鎖)を継続する方針。米国でも意見の対立があり、トランプ大統領が自分には「封鎖解除の権限がある」と発言したことに対して州知事や法律家が反対しています。
どの水準に達したら経済リスクが健康リスクよりも深刻になるのか。それを最終的に決定するのは大統領や首相など国のリーダー。非常に難しい選択です。
ドル/円は円高に動いていますが、豪ドル/円は堅調。豪ドル/円の最新位置情報については「本日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
14日のドル/円のNY市場終値は107.21円
13日の終値に比べ0.54円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
大切なのは「時」を待つ姿勢。ただ単に待ち続けるという受身の姿勢では商機を見逃す。かといって「時」をつくろうとすると焦りにつながる。要は、積極的につくり、待つという姿勢である。
今日は何の日(4月15日):
タイタニック号が沈没する(1912年)
東京ディズニーランド開園(1983年)
ノートルダム大聖堂の火災(2019年)
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
NY市、ホームレス6,000人を市内のホテルに収容
感染拡大によるレパトリで、1カ月で830億ドルが新興国から流出。過去最大
ドル:
サンダース氏がバイデン氏支持正式表明
オバマ前大統領、バイデン氏支持を表明
トランプ大統領、WHO(世界保健機構)への資金拠出を停止
ユーロ:
スペインがオーストリアに続いて「コロナ出口戦略」を検討中
ECB(欧州中央銀行)も利下げ検討か。景気後退と新型コロナウイルスで
豪ドル:
景気刺激策で財政赤字が急拡大 1950年代以来最悪に
その他:
スペイン政府、1週間分のまとめ買いを要請。買い物が少ないと警官が注意
米ボーイスカウト連盟が破産申請
主要指標終値

本日の注目通貨
ドル/円:4月安値に接近中
14日のドル/円は106.98円まで円高。今週の第1、第2サポートをクリアして、今月の安値106.92円に接近しています。その下には第3サポート106.80円。106.80円のブレークは、ピボット的には「トレンド転換」を意味します。ドル売りが加速する可能性もあり。
レジスタンスは、14日の高値107.76円、今週のピボット108.68円。
114.55円 : 2018年 高値
114.55円 : 2018年 高値
113.82円 : 2018年 12月 高値
112.40円 : 2019年 高値
112.22円 : 2020年 高値 (02月20日)
111.71円 : 03月 高値 (03月20日)
110.32円 : 第3レジスタンス(HBO)
109.85円 : 第2レジスタンス
109.38円 : 04月 高値 (04月06日)
109.14円 : 第1レジスタンス
108.68円 : ピボット
108.20円 : 2019年 中心値
108.15円 : 04月 中心値
107.97円 : 第1サポート
107.50円 : 第2サポート
106.92円 : 04月 安値 (04月01日)
106.80円 : 第3サポート(LBO)
106.70円 : 2020年 中心値

豪ドル/円:今週のレンジ予想:63.60円から71.64円
14日の豪ドル/円の終値は69.07円。1カ月ぶりに69円台に復帰しました。
今週の豪ドル/円のブルベアの分岐点67.62円。67.62円より上ならば豪ドル買いが優勢、67.62円より下ならば豪ドル売りが優勢と見ます。
今年の豪ドル/円の中心値は68.10円(76.32円と59.88円の半値)。現在はこの水準より上に位置しているので、中期的にもブルトレンドが強まっています。ただ豪ドル/円が一段上を目指には、まずは70円を超える必要あり。
第1レジスタンスは70.23円。その上は3月高値71.51円、71.64円。
第1サポートは66.21円、64.39円。その下は63.60円。
RBA(豪準備銀行)は先月3月2日の会合で政策金利を0.5%に引き下げ、さらに19日には追加利下げを断行しました(4月は据え置き)。
豪は中国経済の依存度が高く、豪ドルは世界景気に連動して動く傾向が強い通貨であるため、大幅な豪ドル安の可能性もありましたが、RBAと豪政府の積極的な対策が評価され反発しています。しかし、新型コロナ対策の巨額の出費で財政赤字が急拡大 1950年代以来最悪の状態となりました。
76.32円 : 2020年 高値(01月02日)
74.47円 : 02月 高値(02月12日)
74.26円 : 第3レジスタンス
71.64円 : 第2レジスタンス
71.51円 : 03月 高値(03月03日)
71.47円 : 2019年の平均値
70.23円 : 第1レジスタンス
69.26円 : 04月 高値(04月14日)
68.10円 : 2020年の平均値
67.62円 : ピボット
66.71円 : 04月の平均値
66.21円 : 第1サポート
64.39円 : 04月 安値(04月02日)
63.60円 : 第2サポート
62.19円 : 第3サポート
59.88円 : 2020年03月 安値

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。
(荒地 潤)