節水以外にもメリットがあるそうです。
雪対策で設置されているスプリンクラーの散水を浴びながら疾走する、東海道新幹線のN700A(2015年12月、恵 知仁撮影)。
JR東海は2020年12月9日(水)、東海道新幹線の線路で、新型スクリンプラーによる散水を試行すると発表しました。
線路に降った雪が列車の走行で舞い上がり車両に付着するのを防ぐため、東海道新幹線ではスクリンプラーで散水し、雪を濡らしています。
従来のスクリンプラーは一般的なノズルが使われていますが、水の粒が大きいため雪の表面に留まらず、水は積もった雪の中に入り込んでしまいます。このため特に氷点下の環境では散水しても表面全体に軽い雪が残り、それらの雪が舞い上がって走行車両に付着することがあるといいます。
今回開発された新型の「エゼクタノズル・スプリンクラー」はノズルに空気を送り込むもので、水の粒の大きさ(直径)は従来と比べて平均11%程度小さくなるとのこと。雪の表面全体を濡らすことができ雪が舞い上がりにくくなるほか、使用する水の量も、線路延長20mで1時間あたり約100リットルの節約になるといいます。JR東海によると、エゼクタノズルを採用したスプリンクラーは、日本では初めての試みです。
試行は滋賀県米原市内の線路(延長200m)で、12月から2021年3月まで行われます。
JR東海は雪対策として、散水のほか、ラッセル車やロータリーブラシ車といった除雪車、ヒーターでポイントのレールを暖めて雪をとかす電気融雪器、みぞれか雪か、渇き雪か濡れ雪かを判別できる降雪情報装置、車上・地上カメラによる着雪監視などを導入・実施しています。

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