◆サッカー北中米W杯▽1次リーグF組 日本2―2オランダ(14日、ダラス競技場)

 自身2度目のW杯に臨む日本代表MF久保建英(25)=Rソシエダード=が、初戦からアクシデントに見舞われた。オランダ戦に右シャドー(1トップ後方)で先発し、後半12分に中村敬斗(25)=Sランス=の同点弾をアシストしたが、後半25分過ぎに相手との接触で左膝を痛めて、ピッチに倒れ込んで途中交代。

試合後は車椅子で会場を後にするなど、1次リーグ第2戦の20日(日本時間21日)のチュニジア戦(メキシコ・モンテレイ)へ不安の残る事態となった。

 ピッチに倒れ込み、起き上がることができなかった。1―2の後半25分。左サイド付近でボールを持った久保が、オランダの右サイドバック、DFドゥムフリスの激しいチャージを受けて左膝付近を負傷。立ち上がってピッチを出て、ランニングを再開したが、再び座り込んで自らバツ印を作って交代を要求した。

 直後にFW小川との交代が告げられると、ゆっくりと歩行しながらグラウンドを半周してベンチへ。鎌田の同点弾にはケンケンで駆け寄る姿も見せたが、けがの影響でミックスゾーンは通過せず。試合後の会見で森保監督は「まだメディカルから詳細な報告は聞いてないですが、さきほど本人に歩行の部分でも(確認して)、自分で歩いていたので、できれば軽症であることを願っています」と説明。車椅子で会場を後にするなど、2戦目以降に不安が残る状況となった。

 それまでの働きはチームに力を与えていた。0―1の後半12分には、1トップ後方の右シャドーの位置から左サイドに入っていき、エリア内左で小刻みなタッチでボールをキープし、最後はタイミングよく右足パスを中村に送り、劇的な同点弾をアシストしていた。守備でもMF堂安と連係して左ウィングのハクポを封じるなど、攻守で存在感を放っていた。

 DAZNのスペイン版公式Xには、試合後にピッチを後にする際に記者がスペイン語で質問を投げかけ「様子を見てみるよ」などと明かした様子が掲載された。日本協会関係者によると現状では病院には行かず、メディカルスタッフのチェックを受けているという。

 チームとともにチャーター機で練習拠点を置くテネシー州ナッシュビルに戻った際には、左膝をかばうように右脚だけでバスの段差を降りたが、自力で歩いて宿舎に入った。試合後には自身のインスタグラムを更新し「応援ありがとうございました。まだまだこっから」と記しており、あとはけがが軽症であることを祈るばかり。W杯を勝ち上がるためには、久保の力が必要だ。(後藤 亮太)

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