アジア人女子で初めて国際ボクシング殿堂入りを果たした元女子世界5階級制覇王者・藤岡奈穂子さん(50)が、11日から14日(日本時間12日から15日)まで米ニューヨーク州カナストータで開催された殿堂式典に出席した。

 殿堂入りセレモニーでは、約1000人の出席者を前に英語でスピーチ。

「ボクシングは、自分で考え、行動し、一歩ずつ結果を積み上げることの大切さを教えてくれました。成長はただ勝利することだけからではなく、誠実さと勇気を持って自分自身に挑戦することから得られるのだと教えてくれました」などと話すと、大きな拍手を浴びた。

 また、現在は順天堂大学大学院のスポーツ健康科学研究科に在籍してスポーツマネジメントを学んでいる藤岡さんは「日本、アジアから、より多くの若いアスリートが世界の舞台で成功することを願っています。私の挑戦は終わっていません。これは始まりに過ぎません。私はボクシングに恩返しをし、次世代をサポートし、私たちのスポーツのより良い未来を築く手助けをしていきます」と締めくくった。

 藤岡さんは、09年にプロデビューすると、ミニマム級、スーパーフライ級、バンタム級、フライ級、ライトフライ級の順に世界王座を獲得。男女を通じて日本人選手初の世界5階級制覇を達成し、23年5月に現役引退を表明。昨年12月に殿堂入りが発表された。

 日本人ではこれまで、ファイティング原田氏、国際マッチメーカーのジョー小泉氏、帝拳ジムの本田明彦会長、大場政夫氏(故人)、具志堅用高氏が国際殿堂入りしている。

編集部おすすめ