通称「シニゴー」です。
紀伊半島横断国道の和歌山県側に国道425号の新たなトンネルが開通する川又工区の概要(画像:和歌山県)。
和歌山県が整備を進めてきた国道425号の新たなトンネルが、2021年3月7日(日)11時に開通します。
開通するのは和歌山県印南町の山間部に位置する、川又地区の川又第二トンネル(99m)です。これにより川又地区で2012(平成24)年から進められてきた2車線化の改良事業(2.8km)が完了します。
和歌山県は、「緊急輸送道路としてネットワークの強化が図られるとともに地域間交通・日常生活の利便性向上や観光振興に寄与します」としています。
三重県尾鷲市から和歌山県御坊市まで、紀伊半島の山間部を横断する国道425号は、道路好きのあいだでは通称「シニゴー」などと呼ばれ、四国の439号、中部の418号とともに「日本三大酷道」のひとつに数えられます。
425号も多くの区間においてクルマ1台が通るのがやっとという幅、かつ「死亡転落事故注意」といった看板もいたるところで見られますが、近年、一部で改良が進められています。