旧JR日高本線沿いの自動車道も延びます。

道東、道南、後志へ延びる

 国土交通省 北海道開発局は2021年4月27日(火)、道内で建設中の道路事業について、開通の見通しを新たに公表しました。

このなかには、道東自動車道、日高自動車道、後志(しりべし)自動車道の延伸部が含まれます。

道東道あと4年で釧路へ 北海道の高速道路 開通見通し新規公表...の画像はこちら >>

延伸工事中の道東道。阿寒ICの東側。2020年12月現在(画像:釧路総合振興局)。

 道東道の延伸部にあたる阿寒IC~釧路西IC間17.0kmは、2024年度の開通予定が示されました。同区間が開通すると、釧路外環状道路と接続します。その先、根室に至る自動車専用道の各区間も事業中あるいは事業化に向けた取り組みが進められています。

 日高道の延伸部にあたる日高厚賀IC~新冠IC(仮称)間9.1kmは、2025年度の開通予定が公表されました。同道はJR日高本線およびその廃止区間に並行するもので、新冠から先、浦河までの区間も事業化に向け調査などが行われています。

 札樽道の小樽JCTから余市方面に延びる後志道は、余市IC~仁木IC(仮称)間3.3kmが2024年度に延伸する見込みだそうです。JR函館本線のいわゆる「山線」に沿う形で、仁木から黒松内に至る区間も事業中あるいは事業化に向けた取り組みが進められています。

 今回は、上記3区間を含む国の道路事業区間20か所で、開通見通しが新規に公表されています。

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