オレンジをまとったN700Sがデビューするか?

3回目の入札で日の丸企業連合が落札

 台湾高速鉄道は203年3月15日、日立製作所東芝を中心とする企業連合、通称「HTSC」から新たな高速鉄道ユニットを調達することを決めたと発表しました。

 調達数は12編成で、購入額は約1240億9100万円とのこと。

台湾高速鉄道ではこれら新車両を導入することで、乗客をより快適に効率よく運べるようになるとしています。

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新幹線N700S(画像:写真AC)。

 台湾高速鉄道は、列車の負荷率(特に週末や連休時の旅行需要)、将来の容量増加傾向、列車の保守と運用スケジュールなどの要因を鑑み、2019年から次世代の高速鉄道車両について調達を計画してきたそう。そのようななか、過去2回にわたって入札を実施したものの不調に終わり、2022年3月に行われた3回目の入札でようやく日本のHTSCが落札したといいます。

 その後、安全性や技術、運行、財務(価格を含む)などを踏まえた総合的な評価・検討が行われ結果、このたびの最終決定に至ったとのこと。なお、台湾メディアなどによると、購入するのは東海道・山陽新幹線や九州新幹線などで用いられている最新型「N700S」になるそうです。

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