未完の状態で開通から5年が経ちました。
超立体地下JCTはさらに進化する!外環道の千葉区間(三郷南IC~高谷JCT)が開通してから5年が経ちました。
ただ、2018年6月の開通時点で“後回し”にされた箇所も。そのひとつ、「京葉JCT」のBランプとGランプが進んでいます。
外環道外回りから京葉JCTへの分岐部。現在は行き来できる方向に制約がある(乗りものニュース編集部撮影)。
京葉JCTは、地下の外環道と地上の京葉道路を接続するJCTです。地下と地上をつなぐ6本のランプが複雑に絡み合っていますが、現状では“行けない経路”があります。「外環道内回り(高谷方面)→京葉道路下り(千葉方面)」と「京葉道路上り(千葉方面)→外環道外回り(高谷方面)」の2つで、建設中のBランプ、Gランプがそれぞれをつなぎます。
2つのランプは、並走する「首都高7号小松川線~京葉道路」「首都高湾岸線~東関東道」を、外環道のわずかな区間を介してつなぐものとなります。
京葉道路と東関東道は千葉側で近接していますが、都心に通じる首都高小松川線と、相互に連絡していません。2019年に小松川線とC2中央環状線をつなぐ小松川JCTが整備されたものの、方向が限定されているため、小松川~湾岸線の行き来にC2は使えず、都心を介しての連絡となってしまうのです。
京葉JCTのフル化は、湾岸線~京葉道路、東京都心部~小松川線~東関東道といった経路を可能にし、都心側の箱崎JCTなどの混雑を緩和することなどが考えられます。
2つのランプはいずれもトンネル主体で、工事は2020年から始まり、2026年までとされています。開通時期は明かされていませんが、トンネル工事完了からそう遠くはないと考えられます。