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中央道で渋滞ピンポイント対策、新たに6.6km

  NEXCO中日本は2024年3月27日、中央道で計画している「ピンポイント渋滞対策」について、国土交通省から事業認可を取得したと発表しました。

中央道下り「八王子あたりからズラーっと大渋滞」これで解消? ...の画像はこちら >>

中央道下り線の日野(中央道日野)バス停(乗りものニュース編集部撮影)。

 新たに認可されたのは、下り線「日野バス停付近」(国立府中IC~八王子IC)およそ6.6kmの付加車線設置事業です。片側2車線区間の道路構造を大きく変えず、車線を狭めるなどしながらもう1車線を増設します。

 全国有数の渋滞区間となっている中央道の東京~神奈川区間では、上り線「三鷹バス停」付近の線形改良、上り線「小仏トンネル」の別線建設による線増、下り線「相模湖IC」付近の付加車線整備の事業が進んでいます。

 上記の対策区間以外で、最も渋滞損失時間が大きいと指摘されていたのが、下り線「日野バス停」付近で、ラジオの交通情報などでも日野バス停の名はおなじみとなっています。付加車線は下り線の国立府中ICから、石川PA付近まで設置されます。

 この区間は日野バス停付近から長い上り坂、実際には“上って・下がって・また上る”という勾配の変化が連続し、速度低下が発生しているといいます。

さらに、休日の午前中には石川PAへ入ろうとするクルマの渋滞が顕在化しているそうです。

 休日の中央道下り線は、このあたりから東京都心の首都高C2中央環状線まで渋滞が延びることがあります。その原因区間に付加車線を整備することで、交通容量に余裕を持たせ、渋滞緩和につなげる狙いです。