大井川鐵道は、ブルートレイン塗装の電気機関車を使用した急行列車を運行すると発表しました。

「ブルトレもどき」牽引で1日3往復運行

 大井川鐵道(静岡県島田市)は2025年5月23日、ブルートレイン塗装の電気機関車を使用した観光列車「すまた号」「かわかぜ号」「奥大井号」を運行すると発表しました。

「ブルートレインもどき」が牽く客車“急行列車”ついに6月運転...の画像はこちら >>

ブルートレイン塗装された電気機関車「ED31 4」(画像:大井川鐵道)。

 同社は今年3月、電気機関車「ED31 4」を往年のブルートレインの牽引機風に塗り替え。同機関車はもともと西武鉄道に在籍していた小型の機関車であり、ブルートレインの牽引機とは異なりますが、その再現度の高さが話題を呼びました。

 今回は、その「ED31 4」を先頭に、旧型客車と後部にも電気機関車を連結した“プッシュプル”方式の特別編成による観光列車を「急行」として運行するとのことです。列車名は便によって異なります。

 運転区間は金谷・新金谷~川根温泉笹間渡間で、家山駅にも停車します。乗車には運賃に加え急行料金が必要で、1列車あたり大人1500円、こども750円になります。

 なお、大井川本線フリーきっぷを利用する場合は急行料金は不要。大人4800円、こども2400円で1日乗り放題となり、当該列車にも乗ることができます。

 なお、ブルートレイン塗装「ED31 4」は川根温泉笹間渡方面の先頭を走り、金谷方面の先頭車両は日によって異なります。乗車記念カードのプレゼントがあるほか、客車内では、全国的に縮小傾向になっている車内販売も実施し、「ED31 4」グッズなどを販売するそうです。

 運行は2025年6月7日から7月21日までの土休日、1日3往復の延べ15日間45本を運行予定ですが、利用状況によっては期間の延長を検討しているとのことです。

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