国土交通省 九州地方整備局が2025年9月に事業評価委員会を開催し、北九州市で事業中の国道3号「黒崎バイパス」の進捗について共有しました。
【こりゃ"ワープ"だ!】国道3号「黒崎バイパス」の進捗(地図/画像)
黒崎バイパスは混雑の激しい黒崎駅・八幡駅付近の国道3号を、JR鹿児島本線の線路北側へバイパスする高架道路です。
これにより、国道3号の現道は黒崎駅西側で国道200号と交わる筒井町交差点で35%も減少。SNSでも「目に見えてクルマが減った」といった声が見られました。交通量の減少を受け、黒崎駅前では歩道のなかった場所に、国道3号の車線の一部を転用する形で歩道を整備しているほどです。
黒崎バイパスで残る工事は、前出した国道200号と高架のバイパス本線をつなぐ「黒崎西ランプ」の建設です。この工事にともない、近接する筑豊電鉄の西黒崎駅は、2021年10月から「4か年程度」の予定で休止となっています。鉄道をまたぐ箇所の橋桁架設は終了しています。
今回、黒崎西ランプの施工条件の変更や、資機材および労務単価の価格上昇などにより、事業費は約10億円の増額となりましたが、工程の遅れや西黒崎駅の休止期間の延長などは報告されていません。事業進捗率は今年3月末で約96%に達しており、ランプの開通も近いと考えられます。