森之宮新駅の新たな外観イメージが公開

 大阪メトロは2025年9月4日、中央線の森ノ宮駅から北へ分岐する新路線に設ける「(仮称)森之宮新駅」のデザインパースを公開しました。

【完成イメージ】これが中央線「森之宮新駅」の外観です

 この新路線は、大阪城東部地区の再開発に関連して、まちづくりの一環で行われる事業となります。

中央線の車両が留置・検査される「森之宮検車場」は、「大阪・関西万博」のアクセス輸送強化を目的に、留置線の数を増強する工事が行われました。万博終了後、不要になった留置線を撤去し、跡地を活用して設置されるのが、この新線と新駅です。

 森ノ宮駅~森之宮新駅の距離は約1.1km。既存の引き込み線を活用する区間と、新規整備区間に分かれます。新駅は1面1線(単線)で、未来型の駅と、「空飛ぶクルマ」が離着陸する垂直離着陸用の飛行場「Vポート」を備えた駅ビルを一体的に開発する計画です。

 これまでは球体が浮かび上がるような唯一無二のデザインとなることが発表されていましたが、今回のパースでは、デザインが大幅に変更されました。

 なお駅周辺では、駅ビルや大規模集客施設(アリーナ・ホールなど)、大阪公立大学のキャンパスの整備や、第二寝屋川沿いの整備が予定されています。

 大阪メトロは新駅について、大阪市の東西軸の拠点として、陸運・空運・水運が集まる日本初の都市型MaaSを実現する交通結節点を目指すとしています。

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