函館市電と函館バスで、2017年春からIC乗車カードのサービスが始まります。名前は「イカすニモカ」で、カードのデザインは渡島半島をイメージしたものといいます。
西鉄の子会社で交通系ICカード「nimoca」を発行する株式会社ニモカ(福岡市中央区)は2016年11月18日(金)、函館市電と函館バスに「ICAS nimoca(イカすニモカ)」を導入すると発表しました。
2017年春に導入される予定の「ICAS nimoca」カードのイメージ(画像出典:ニモカ)。
名前の「イカす」は、ニモカによると函館市電や函館バスで現在使われている磁気カード「イカすカード」の名前であるとともに、「Intelligent Card System」の頭文字をとったもの。カードのオモテ面は、北海道の南西部に位置する渡島半島をイメージして視覚的にデザインしたものといいます。
サービス開始は2017年春を予定。対象は函館市電全2系統(湯の川~谷地頭、函館どつく前)と、函館バス全184系統です。「ICAS nimoca」や九州で普及が進む「nimoca」をはじめ、全国相互利用サービスに対応している「Kitaca」「PASMO」「Suica」「manaca(マナカ)」「TOICA」「PiTaPa」「はやかけん」「SUGOCA」も利用できるようになる予定です。
【写真】函館の街なかを走る路面電車

函館の街なかを走る路面電車(写真出典:ニモカ)。