駅の改札内に入場するときに必要な「入場券」。その入場券にも定期券が存在します。

「2時間以内」の制限もなし

 駅の改札内へ入るときに必要な「入場券」。JRでは多くの場合、その駅の初乗り運賃と同額で販売され、発売時刻から2時間有効です。

 通勤や通学などで使う「定期乗車券」があるように、じつは、JRには入場券の定期券もあります。「定期入場券」には1回入場あたりの制限時間は設けられておらず、有効期間は1か月のみ。3か月、6か月は設定されていません。

特定の駅のみで発行される「定期入場券」 その目的とは?の画像はこちら >>

JR中央本線と京王高尾線が乗り入れる高尾駅。高齢者など一部の人に対し、駅の通り抜けのために「定期入場券」が発行されることがある(写真出典:photolibrary)。

 この「定期入場券」、かつては旅館などの従業員が客を駅構内で送迎する目的などで使用されたそうです。JR東日本によると、現在は特定の駅において、特に必要と認められる場合に限って発行しているとのこと。JR東海も、特に必要と認められる場合のみ発行しているといいます。

 東京都西部の八王子市は、東西方向に設けられている同市の中央本線・高尾駅に南北の自由通路がないことから、障害者や65歳以上の高齢者に対し、普通入場券や定期入場券の購入費の一部を補助。駅の南北を往来する際の便宜を図っています。

駅の橋上化とあわせた南北自由通路が整備されるまでの時限的な支援策ということです。

【写真】普通入場券は時間制限あり

特定の駅のみで発行される「定期入場券」 その目的とは?

東京駅の普通入場券。列車内に立ち入れないこと、発売時刻から2時間以内有効である旨が記されている。なお現在の値段は140円。

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