三重県道路公社が管理する有料道路「伊勢二見鳥羽ライン」が2017年3月に無料化されます。
生活道路利用の負担軽減も目的に三重県道路公社が管理する有料道路「伊勢二見鳥羽ライン」が2017年3月11日(土)に無料化されます。
伊勢二見鳥羽ラインは、三重県伊勢市の伊勢ICと鳥羽市の鳥羽ICのあいだ10.4kmキロを結ぶ道路で、1994(平成6年)に開通。このうち朝熊ICから松下トンネル西側入口(いずれも伊勢市)までの延長4.0kmが有料区間で、全線の通行には普通車で200円がかかります。
2013(平成25)年に、途中の松下JCT(伊勢市)から鳥羽市の鳥羽南・白木ICに至る国道167号のバイパス「第二伊勢道路」(無料)が開通し、志摩市方面のアクセスが向上。伊勢二見鳥羽ラインを生活道路として利用する人も増えたことなどから、県と伊勢市、鳥羽市、志摩市、三重県道路公社で伊勢二見鳥羽ラインの無料化が協議されてきました。
当初予定されていた伊勢二見鳥羽ラインの料金徴収期間は、開通から20年間の2024年まででしたが、これを7年前倒し。2016年12月9日(金)付けで三重県道路公社が国土交通省から料金徴収期間を短縮する許可を受けました。伊勢二見鳥羽ラインの無料化で第二伊勢道路との一体性が向上し、広域的な交流や誘客の促進、生活道路として利用する人の負担軽減などが図られるといいます。
なお、無料化にかかる費用約9.6億円は、県と3市で等分負担されます。