2027年春にQR乗車券へ移行

 東武鉄道は2026年4月30日、今年度の設備投資計画を発表し、磁気乗車券から「QR乗車券」への置き換えを目的とした自動改札機などの改修を進めると発表しました。

【きっぷも「ピッ」!】これが導入される「QR乗車券」です(画像)

 一般的な磁気券を廃止し、QRコードが印刷された紙の乗車券をかざすことで改札を入出場できるようにします。

2027年春の運用開始を予定し、自動券売機の改修、スマートフォンで表示するデジタルQR企画乗車券の販売システム構築なども進めるとしています。

 現在、SuicaやPASMOといったICカードの利用率は90~95%に達している一方、磁気乗車券の割合は5~10%程度にとどまっているといいます。

 磁気乗車券は用紙に金属を含むため、リサイクルの際に磁気層の分離・廃棄が必要となり、環境負荷が課題となっています。また、自動改札機内部での券詰まりなどの課題もあるといい、利用者の利便性向上と駅係員の負担軽減を図るといいます。

 さらに改札手段の多様化として、東武宇都宮線や日光線の一部駅で導入されている生体認証サービス「顔認証改札」の拡大も予定しているということです。

 なお、東武鉄道では2026年3月13日をもって、磁気定期券の販売を先行して終了しています。

 東武鉄道を含む私鉄およびJRの計8社は、2026年度末以降、順次、磁気乗車券からQR乗車券への置き換えを進める方針で、利用者データは8社共用の管理サーバーで管理されます。同一システムの採用により、会社間をまたぐQR乗車券の発券も可能になるとしています。

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