東京急行電鉄が、取締役会で商号を「東京急行電鉄株式会社」から「東急株式会社」に変更することを決議しました。鉄道事業は東京急行電鉄が出資する子会社「東急電鉄株式会社」が承継する予定です。
東京急行電鉄は2019年3月27日(水)開催の取締役会で、商号を「東京急行電鉄株式会社」から「東急株式会社」に変更することを決議しました。
鉄道車両に付けられている東京急行電鉄のロゴ(2018年12月、草町義和撮影)。
変更日は定時株主総会で承認可決されることを条件として、2019年の創立記念日である9月2日(月)の予定です。
変更の理由として、「当社の持続的成長には、高度化・多様化されたお客さまのニーズ等、各事業を取り巻く環境変化へスピード感を持って対応することが必要である」とし、さらに、「新たな付加価値の創造による事業拡大を図らなければならないと考えており、コア事業の一つである鉄道事業の分社化等の経営体制の最適化を検討、推進しています」と説明しています。
鉄道事業(軌道事業の世田谷線を含む)は、現在の東京急行電鉄が100%出資して設立する新会社に承継させる吸収分割方式を検討。4月25日(木)に子会社「東急電鉄分割準備株式会社」を設立します。
さらにこの東急電鉄分割準備株式会社は、9月2日(月)に、「東急電鉄株式会社」へ商号変更する予定です。
【画像】商号変更後のロゴ

「東急株式会社」(商号変更後)のロゴ(上)と、鉄道事業会社である「東急電鉄株式会社」のロゴ(下)(画像:東急電鉄)。