相模湾茅ヶ崎の象徴ともいえる烏帽子岩群礁へ、磯屋から渡礁。沖磯で五目釣りを楽しみ、イシガキダイにブダイをキャッチした模様をお届けする。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・間宮隆)

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磯屋で烏帽子岩群礁へ

10月24日、5時半に船宿着。この日のターゲットは、カワハギやカサゴにアカハタ、あわよくばイシガキダイといったところ。「釣れるものは何でも構わず」といった沖磯五目を計画していたので、エサはアサリむき身と青イソメを購入。

受け付けを済ませてから船着き場に向かうと日曜日ということもあって、大勢の釣り人の姿。肌寒くなってきたこともあり、上物師が目立つ。

沖磯五目釣りでイシガキダイにブダイ 釣れるか釣れないかは潮次第?
茅ヶ崎港略図(作図:週刊つりニュース関東版APC・間宮隆)

波の影響で大平へ渡礁

6時半に出船。天気予報では「高気圧に覆われる」と言っていたので、波はないだろうと予想していたが、東風が強く吹いておりウネリがある。

7時半が満潮なので、船長から「この状況では小場所が波をかぶっているので無理ですね。

潮が引いてきたら様子を見て、場所替えを考えますから、とりあえず大きい磯がある本島や大平、鵜島に向かいます」のアナウンス。

期待していた磯には渡れそうもなく少し落胆するが、気持ちを切り替えて大平へ渡礁した。

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大平から烏帽子岩を望む(提供:週刊つりニュース関東版APC・間宮隆)

足元&沖を狙う

鵜島との境にあるワンドに釣り座を構える。ここは足元から8mくらいあるポイント。カラス貝の冷凍むき身、アサリ、青イソメを使い分けながら、ライトタックル仕様の竿で足元を狙う。

さらに「あわよくばイシダイがくれば」と淡い期待をしながら、イシダイ竿+専用仕掛けで正面30m先を置き竿で狙う。こちらのエサはマガニだ。

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タックル例(作図:週刊つりニュース関東版APC・間宮隆)

沖は反応なく足元はエサ取り

開始してしばし経過。しかし、置き竿にはアタリが全くなく回収するとマガニはそのまま戻ってくる。逆にライトタックルのほうは、アッという間にエサが取られる。

海底に到達する前に大量のエサ取りが群がっているようで、やっかいな状況。エサ持ちがいいサザエを船宿で購入しておかなかったことを後悔する。

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2種類のタックルで挑んだ筆者(提供:週刊つりニュース関東版APC・間宮隆)

群れのほとんどはキタマクラで、時折、いいアタリで上がってくるのはハコフグ。この魚が釣れるときは、潮が動いていないことが多い。

おそらく、仕掛けがある付近は潮裏になっているのだろう。

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太平右側の先端(提供:週刊つりニュース関東版APC・間宮隆)

周りではクロダイ好調

状況が好転しないまま10時をすぎた。気分転換に周囲の様子を見に行くと、沖向き右側ワンドでは財前さんが良型クロダイをキャッチ。また、右側先端では小山さんが同サイズのクロダイ。

いずれも「ウキ下2ヒロでハリス1.5号、オキアミにヒットした」と言う。

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東京から来た小山さんにクロダイ(提供:週刊つりニュース関東版APC・間宮隆)

潮がわりで状況一転

釣り座に戻って再開。13時少し前になると上げ潮に変わった。

潮が足元にぶつかるようになると、状況は一変。秒殺だった付けエが残り始めて「いい感じだなぁ」と思っていると、カンカン、ギュイーンとライトな竿の穂先が曲がった。

すかさずアワせると無事にフッキング。小気味いい引きを楽しんで、食べごろサイズのイシガキダイをゲット。続いて良型のブダイを手にして、14時すぎに納竿。

「この潮がもう少し早い時間帯から来てくれれば」と思いつつ、帰り支度をしながら迎えの船を待った。

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筆者にはイシガキダイとブダイ(提供:週刊つりニュース関東版APC・間宮隆)

<週刊つりニュース関東版APC・間宮隆/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
磯屋
この記事は『週刊つりニュース関東版』2021年11月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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