3月3日(日)、上物シーズン真っ最中の千葉・南房の地磯に釣行してきた。深夜から朝にかけて風が弱い時間を狙い、浅場からスタートしたがフグの猛攻に遭遇し、日の出とともに場所を富浦旧港にある逢島に移動。

沖の沈み根を狙い、やがてクロダイとメジナが連続してヒット。最大43cmのクロダイを釣り上げる大成功を収めた。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)

地磯フカセ釣りで43cmクロダイ手中【千葉・南房】メジナも連...の画像はこちら >>

逢島でフカセ釣り

釣行当日は、次第に南西風が強くなる予報だが、深夜から早朝は風が弱いだろうと朝マヅメの短時間勝負。浅場狙いで開始するが、エサ取りのフグがとても多く、日の出とともに退散。

風は吹いていないので、富浦旧港にある逢島に向かう。潮回りは小潮で、館山地区は8時9分に潮位141cmで満潮、15時44分に干潮となる。

地磯フカセ釣りで43cmクロダイ手中【千葉・南房】メジナも連打で好土産に
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当日のポイント(提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)

用意したコマセは、オキアミ3kgにマルキユーグレパワーV9(徳用)と爆寄せグレ。

付けエサは生と加工オキアミを用意した。

地磯フカセ釣りで43cmクロダイ手中【千葉・南房】メジナも連打で好土産に
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当日のタックル(提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)

沖の沈み根を直撃

磯際中心にコマセを撒いて仕掛けを振り込む。エサ取りは少なくオキアミが残ってくる。潮はいい感じに動いているので、「コマセが効いてくれば釣れるはず」と、辛抱強く待ち続ける。

しかし、時どきウキにアタリを出すのはフグばかり。エサを生と加工交互に使い分けてみるが、退屈な時間が過ぎていく。沖にある沈み根へ仕掛けをダイレクトに遠投。

潮が澄んでいるので狙いやすい。

コマセの遠投性を利用して多めに打ち込み、仕掛けがナジんだころ付けエサが沈み根を通過する作戦。

地磯フカセ釣りで43cmクロダイ手中【千葉・南房】メジナも連打で好土産に
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富浦・逢島(提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)

クロダイとメジナ連続ヒット

風や潮を計算して仕掛けを張り気味に丹念に狙っていると、ウキがゆらゆらと消えていった。

待望のアタリなのでひと呼吸おいてから大きくアワせる。竿を起こすとグングンとクロダイらしい引きを感じる。足元の海藻や沈み根に注意しながら慎重にやりとり。海中にギラリと銀色に輝く姿を確認。

完全に弱ったところでタモ入れしたのは32cm。このサイズは群れでいることが多いので、同じ場所を狙ってみる。

すると、連続ヒットとなり短時間に30~38cm2尾とメジナ4尾を追加。クロダイとメジナの連続ヒットに驚きながら、手返しよく続ける。

クロダイ43cm浮上

ウキがスーっと消し込むと、竿がグイっと大きく曲がり、重量感ある引き込みに良型を確信。何度も沖の沈み根に向かって走りだそうとするのを止めて、魚との距離を詰めていく。

海中に良型クロダイの姿が見えても、足元で何度も疾走するのを耐える。タモ入れが決まり検量すると43cm。

さらなる追加を狙うが、昼近くなると予報通り風が南西に変わり次第に強まってくる。まだ釣れそうだったが、海が荒れ始めてきたので、安全第一で納竿した。

地磯フカセ釣りで43cmクロダイ手中【千葉・南房】メジナも連打で好土産に
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当日の釣果(提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)

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<週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛/TSURINEWS編>

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逢島
この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年3月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。