寒グレシーズンも終盤を迎えた3月末日、自身本年初のチヌフカセ釣りへ!和歌山県湯浅町沖磯へ釣行。まだまだシーズン初期の雰囲気が漂う中、運良く50cmジャストの腹パン乗っ込みチヌ「年無し」を捕獲出来た模様をお届けしよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター秦厚治朗)

沖磯チヌフカセ釣り開幕戦で50cm「年無し」手中【和歌山】居...の画像はこちら >>

本年初のチヌフカセ釣り

晩秋から和歌山県中紀及び和歌山県南紀、紀東へ。グレフカセ釣りへ通っていたので遅ればせながら本年初のチヌフカセ釣りとなってしまった。和歌山県湯浅町沖磯へなぎ丸渡船を利用して出掛けた。

3月31日日曜日シーズン幕開けと有名倶楽部の例会と重なった様で渡船場は大盛況で盛り沢山の釣客。一瞬、「来る日、間違った?」と後悔するも、弁当でも食べながら久々のチヌ釣りを味わおうと船頭お任せで当日偶々空いてる磯、毛無島ハナレへ午前5時半頃、一番最初に磯渡しして頂いた。

沖磯チヌフカセ釣り開幕戦で50cm「年無し」手中【和歌山】居着きの個体がメインか
沖磯チヌフカセ釣り開幕戦で50cm「年無し」手中【和歌山】居着きの個体がメインか
当日渡った沖磯(提供:TSURINEWSライター秦厚治朗)

この磯は過去3度は乗った事があるが私感ながらチヌ乗っ込みシーズン後期に数釣り出来るイメージ。改めて、本日は釣果云々よりゆっくりチヌ釣りを楽しもうと決めた。

まだ日の出前で狭い小磯をウロウロするのは危険なんで、持参のコーヒーを飲みながら明るくなるのを待った。

エサとタックルと仕掛け

先ずは撒餌バッカンの用意、撒餌プレスボードをハメ込み、杓立てを立て、杓を刺し、事前に準備していた撒餌を再度コネて直ぐに釣りが出来る状態にする。

沖磯チヌフカセ釣り開幕戦で50cm「年無し」手中【和歌山】居着きの個体がメインか
沖磯チヌフカセ釣り開幕戦で50cm「年無し」手中【和歌山】居着きの個体がメインか
当日使用した撒餌(提供:TSURINEWSライター秦厚治朗)

当日の撒餌はヒロキュー『生さなぎ黒鯛』1袋に生オキアミ3kを少々水分多目に混ぜ合わせ、少し水分でビシャビシャ状態に、ヒロキュー『俺のチヌ』1袋を入れ、纏めあげる設定。杓離れも良く、遠投も効く仕上がる。予備にヒロキュー『俺のチヌ』1袋を持参した。

沖磯チヌフカセ釣り開幕戦で50cm「年無し」手中【和歌山】居着きの個体がメインか
沖磯チヌフカセ釣り開幕戦で50cm「年無し」手中【和歌山】居着きの個体がメインか
当日使用した刺餌(提供:TSURINEWSライター秦厚治朗)

刺餌はヒロキュー『生イキくんチヌ』と缶詰のコーン。

タックルと仕掛け

当日の仕掛けは5mチヌ竿にLBD2500番リール使用。道糸1.7号、ハリス1.25号2ヒロ、針チヌ針2号、5B負荷のウキを半遊動仕掛けの釣りでスタートした。

無反応にシーズン初期の予感

午前6時半過ぎ第一投目!水深は多分3ヒロ程なんで3ヒロから4ヒロ前後様子伺いするも横風が非常に強く馴染みが悪いので1.7号ハリスを3ヒロ、中ハリスを入れた仕掛けを再度設定して再度打ち返すも刺餌のオキアミも無傷の返却。笑。

なんの反応も無い……沖からの乗っ込みチヌの大群が居着いていれば直ぐにウキが入るハズ。まだまだシーズン初期の予感がプンプンする。

潮動き始めて仕掛けを調整

午前9時過ぎの満潮を超えて暫くしてから、ふらつく潮が明らかに動きだした。まずは餌取りのフグが針がかりした。そして、ボラも大量に出始め、撒餌に群がる。ウキを5B負荷に事前にしたのもボラ対策の為でもある。

ある程度重めの落とし錘を使用してアンカー代わりにした方がチヌ釣りのボラ対策には良い。

出来るだけ早くボラ層を抜けて仕掛けを馴染ませ無いと手返しが悪い。あと一点!チヌ釣りにおいて誘いを掛ける動作では重目の落とし錘の方が馴染み返しが速い!軽目の仕掛け設定だと誘った後の馴染み返しが遅く難儀する。

腹パンの大型チヌ登場

フグが掛かってから数投後、撒餌に群がるボラ層を仕掛けが突破し仕掛けが馴染んだ瞬間、一度誘うと「スパッ」とウキが消えた!合わすと竿からはかなりの重量感。底方向へ突っ込んで魚が止まらない!

沖磯チヌフカセ釣り開幕戦で50cm「年無し」手中【和歌山】居着きの個体がメインか
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腹パンの大型チヌをキャッチ(提供:TSURINEWSライター秦厚治朗)

ボラでは無い引きは間違いなく真鯛かなぁ?と結構時間をかけてのやり取りで姿を見せたのはお腹パンパンの大チヌ!「これ、いったかな?」と、思うも?計測せずスカリに投入。まだ計測はしていないが多分50cmチヌ。次の一尾に向け竿を振った。

続けて本命チヌを追加

このパターンで1枚釣れたので当然つぎは数を取りたい。その3投目程で微妙なウキの挙動。合わせ所が無かったのでアワさず仕掛け回収すればチモトにチヌが咥えた痕跡……明らかなハリスにキンク。

「タナ、ウキ下を詰めようか?」と迷ったが針をチヌ針2号から3号へサイズアップ。その2投目、ゆっくりウキ入りして本日2枚目のチヌを捕獲。

さらに2枚を拾い釣り

ちょっと調子が出て来た予感だったが直ぐに又ふらつく潮に逆戻り。しばらく沈黙の時間が続いた。

乗っ込みの個体がどんどん入り目の前を通過するのなら結構面白い展開にも成るのだが、今日の状況はそうではない。

沖磯チヌフカセ釣り開幕戦で50cm「年無し」手中【和歌山】居着きの個体がメインか
沖磯チヌフカセ釣り開幕戦で50cm「年無し」手中【和歌山】居着きの個体がメインか
良型クロダイヒット(提供:TSURINEWSライター秦厚治朗)

イメージとしてシモリとシモリの間に居着くチヌを潮が動けば拾う釣りの展開。気長に次の潮が動く瞬間を待ち40cm台を2枚だけ追加して納竿した。港に帰りストレスで多少縮むと思われるが、計測すると50cmジャスト。

当日は4枚のみの釣果だが、和歌山県湯浅町の乗っ込みチヌはこれからが本番!どんどん通いたい!

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<秦厚治朗/TSURINEWSライター>

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