今回は久しぶりに海への釣行機会ができたので、東松島市からちょっと離れた女川町の小乗浜漁港へと釣行してきました。実はこの数日前に落ちハゼ狙いで旧北上川へ行きましたが、なんにも釣れずに終わるという悲しい結果に終わりました。

今回は…!!と気合を入れての出撃です。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・菅野 裕基)

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釣り場は女川駅から徒歩圏内

今回のポイントである小乗浜は、女川港の奥にある小さい漁港ですが、電車釣行だと手前にある女川港が便利。そちらも充分釣りが楽しめ、駅~観光桟橋付近では、サビキでアジやイワシ、ルアーやブラクリの探り釣りで、アイナメなどが狙えます。筆者も実際に、JR石巻線内で釣り竿とクーラーを持参した釣り人を目撃したこともあります。

電車釣行で楽しむ冬の女川 遊ぶ・食べる・泊まるも可能!【宮城】
女川駅前とツリー(提供:WEBライター・菅野 裕基)

釣りのあとも遊べるスポット

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商業施設から駅方面の風景(提供:WEBライター・菅野 裕基)

商業施設や温泉、宿泊施設と釣り以外の楽しみ方もできるのが嬉しい女川。

商業施設

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商業施設にはさまざま店舗が入っている(提供:WEBライター・菅野 裕基)

せっかく女川にきたなら立ち寄りたいのが女川駅前にある商業施設「シーパルピア女川」。震災後に新しく造られた鮮魚店と飲食店、日用品店、お土産、居酒屋、ギター工房と果物店にオシャレなカフェなど店舗が集まっています。なかにはランボルギーニならぬ段ボールで作ったダンボルギーニなるものも。

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ダンボルギーニ(提供:WEBライター・菅野 裕基)

宿泊施設

駅のすぐ横には移動トレーラー式の宿泊施設、「ホテルエルファロ」があるので泊まり釣行も可能です。

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色とりどりのトレーラー式ホテル、エルファロ(提供:WEBライター・菅野 裕基)

温泉施設

駅の2階は温泉施設のゆぽっぽ。釣り場で冷えた体を温めるのに最適です、なおJR石巻線は本数が少ないため帰りの時刻などは確認したいところ。

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電車の時間、本数に注意(提供:WEBライター・菅野 裕基)

電車で出掛け現地で釣り、ホテルで休んで駅の2階にある入浴施設ゆぽっぽで温まり、夜はハマテラスの居酒屋巡りで一杯という呑んべえプランも可能かもしれません。

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駅2階には入浴施設も(提供:WEBライター・菅野 裕基)

堤防小物釣りを楽しむ

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釣り場の様子(提供:WEBライター・菅野 裕基)

釣行日は12月6日。潮は若潮で風向きがちょくちょく変わり難しい日になりました。仕掛けは6ftのルアー竿に2500番のリール、ナイロンライン2号を用意。仕掛けは、片方にブラクリの6号をセットし、もう一方に15号オモリの胴突き仕掛けで開始です。

当日のエサは、以下の3種類を使いました。

● 青イソメ
● 岩イソメ
● イカの塩辛

この3種類をローテーションしながら釣っていきます。胴突き仕掛けを足元に投入すると数投で小さいアタリが竿先に見られ、合わせを入れると上がってきたのは、小さいハゼの仲間。

さらにブラクリと胴突き仕掛け両方にアタリがあるのでリールを巻くと、ハリに掛かったのはエサとり名魚のフグでした。

エサに一工夫

エサとりがひどいので、虫エサにイカの塩辛をプラスしたり匂い強めの岩イソメをミックスしたりして対策すると、置き竿にしていた胴突き仕掛けに強いアタリがありました。

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左:青イソメ+イカの塩辛、右:青イソメ+岩イソメ(提供:WEBライター・菅野 裕基)

本命アイナメ登場!

サイズは大きくなさそうな手応えですが、頭を振りながら竿先を絞るこの引きは本命のアイナメ特有の引きです。久々に味わう海の魚の引き、ワクワクしながら抜き上げると茶色の丸みのある本命アイナメでした。

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かわいいサイズのアイナメをキャッチ(提供:WEBライター・菅野 裕基)

ただサイズが15~20cm程度のためリリースです。それからは、投げればフグ…フグ、フグのオンパレードで大苦戦。追い打ちで、北風がとても強くなり煽られるため、あえなく納竿。正味3時間ほどの短時間釣行になりましたが、ボウズにならないだけ良かった。

欲をいえばドンコ(エゾイソアイナメ)を釣って鍋にしたり肝たたきを食べたかった。

某グルメドラマの撮影舞台にもなったシーパルピア女川に立ち寄ってから帰宅としました。

ライフジャケットの装着

今回の釣行では、筆者以外に釣り人を見かけましたが、ライフジャケットを着けていない人が多くいました。陸っぱりで装着義務はありませんが、安全面を考慮して着用をお勧めします。

筆者は陸っぱり用の収容能力を有するベストタイプですが、電車釣行ではかさばるので、スリムなポーチタイプかウェストベルトタイプがお勧めです。

<菅野 裕基/TSURINEWS・WEBライター>

▼この釣り場について
女川港、小乗浜漁港
場所:宮城県鹿郡女川町

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