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【写真】6年ぶりの新作長編を発売した村上春樹

村上春樹6年ぶりの新作長編『街とその不確かな壁』(新潮社)が4月13日に発売された。

本作は1980年にタイトルが酷似した中編「街と、その不確かな壁」を文芸誌に発表したが書籍化はせず、失敗作と位置付けていた「幻の小説」を、書き直し・加筆を行い600ページ越えの長編3部構成として書籍化。

村上春樹が40年間封印してきた「物語」の扉が、いま開かれる。


『街とその不確かな壁』
十七歳と十六歳の夏の夕暮れ……川面を風が静かに吹き抜けていく。彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを――高い壁と望楼、図書館の暗闇、古い夢、そしてきみの面影。自分の居場所はいったいどこにあるのだろう。村上春樹が長く封印してきた「物語」の扉が、いま開かれる。


【書籍情報】
街とその不確かな壁
著者名:村上春樹
発売日:2023年4月13日
造本:厚表紙丸背カバー
定価:2970円(税込)
ISBN:978-4-10-353437-2