美女馬券師のGI最終決断
守永真彩~秋華賞

「一強」秋華賞は人気どおりには決まらない 美女馬券師がリバテ...の画像はこちら >>
◎リバティアイランド
◯ヒップホップソウル
▲コナコースト
☆ドゥーラ
△ハーパー
△マスクトディーヴァ
△モリアーナ

 お久しぶりです、守永真彩です。

 今年は「本当にこの暑さは和らぐのか!?」と心配になるくらい残暑が長引きましたが、10月に入ってやっと、最近は秋らしくなってきましたね。

秋晴れの清々しい天気は何をするのにもいい季節。スポーツ、読書、もちろん競馬も! 生観戦にぴったりな季節です。

 今週末は「牝馬三冠」最後の一冠、GI秋華賞(10月15日/京都・芝2000m)が行なわれます。先日、引退を発表したデアリングタクトが牝馬三冠を達成した2020年以来、3年ぶりの京都競馬場での開催です。今週末は京都競馬場に多くのお客さまが訪れそうですね。

 今年の注目は、何といってもリバティアイランド! 史上7頭目の三冠牝馬となるのか!? どの媒体を見ても、その話題で持ちきりです。

 よく人気馬が期待に応えて勝利をした際、関係者が「ホッとしました」という言葉を口にします。期待を背負うのは人気馬の宿命ですが、「勝ちたいレース」と「勝たなくてはいけないレース」だと、レースに向かうまでの緊張感だけでなく、重圧も相当変わってくるのかなと。送り出すほうの気持ちを考えただけでも、胃が痛くなりそうです......。

 この"重圧"って、とても厄介。あまりに重すぎるといつもどおりの実力が発揮されない時もありますし、馬は繊細な動物なので、人間のその気持ちも察してしまうと思うんです。だからこそ、強い馬が強いレースをするって、簡単なことではないんだなって。

それでも勝つから、"強い馬"から"名馬"になっていくのだと思います。

 その名馬の軌跡をたどっていくであろう、リバティアイランドが本命です。GI桜花賞(4月9日/阪神・芝1600m)ではかなり後方からの位置取りで、「これは間に合わないかも!?」とヒヤヒヤしながら見ていましたが、結果は直線一気のごぼう抜き。まさに飛んでいるかのような圧倒的な走りで、他馬を力でねじ伏せました。

 続くGIオークス(5月21日/東京・芝2400m)では初めての2400mという距離でしたが、ライトクオンタムが逃げてペースが緩まないなかを中団で追走し、残り200mでステッキを入れるとグンッと加速。前を走るラヴェルをラクに捕え、6馬身差の圧勝! ここ2戦、クラシックの大舞台で次元の違う強さを見せてくれています。

 今回、唯一心配があるとすれば、京都の芝2000mは内回りで、(GIが開催されるコースのなかでは)直線が中山競馬場に次いで短いので、桜花賞のような展開になった時に間に合うのかどうかというところ。しかし、陣営のコメントを読んでいても、桜花賞は次のオークスを見据えた仕上げだったのに対し、今回はここを目標に仕上げているようです。正直、この馬に死角はないのかなと思います。

 川田将雅騎手は秋華賞を14戦していまだ未勝利ですが、ここが彼にとって初の秋華賞制覇となりそうです。

 問題は相手ですよね。2018年にアーモンドアイが牝馬三冠を達成した時は、2着に5番人気のミッキーチャーム、3着に3番人気のカンタービレが入りました。

2020年にデアリングタクトが勝った時は、10番人気のマジックキャッスルが2着で、9番人気のソフトフルートが3着。「一強」と呼ばれる馬が出走する際は、すんなり人気どおりには決まらない印象があります。

 そこで、対抗はヒップホップソウルにしました!

 GII紫苑S(9月9日/中山・芝2000m)が重賞に昇格した2016年以降、阪神で行なわれた秋華賞も含めて、過去7年間で紫苑S組が7頭も連対を果たしています。去年の秋華賞馬スタニングローズも、紫苑Sを勝って大輪を咲かせました。

 今年の紫苑Sは、横山武史騎手が騎乗するヒップホップソウルが抜け出したところを、同騎手の父・横山典弘騎手騎乗のモリアーナがゴール目前できっちり差しきって勝利。レース後、武史騎手が「いい立ち回りができました。

100点の競馬でしたが、勝ち馬が120点の競馬でしたね」とコメント。それを聞いてニヤッとした、父・ノリさんの少年のような笑顔が目に浮かびました。

 ただ、負けたヒップホップソウルも、いつもより前目のポジションから器用にレースができた点は収穫だったと思います。あの競馬ができれば、京都・内回りの芝2000mも合いそう。

 実は私、この馬の新馬戦(2022年9月19日/中山・芝1600m)を現地で生観戦していて、その時から「いつかGIを獲る馬だ」と思って追いかけています。今回、相手は強いですが、いいレースを見せてくれることを期待したいです。

 ▲はコナコースト。前走のオークスはスタート直後に躓き、隣の馬に接触したことも影響して後方からの競馬に。デビューしてから常に好位で運んでいただけに、思うような結果を残せませんでした。それでも、初めて後ろからレースを運んで7着と善戦。そこまで悲観する内容ではなかったのかなと思います。

 スムーズに出ていければ、いつもどおりいい位置を取れると思いますし、今回の舞台は同馬に合いそう。オークスの着順によって、人気を落すようなら、狙い目かなと思います。

【推奨馬券】
◆馬単(3通り)=(6)→(4)(5)(15)
◆3連単フォーメーション(10通り)=1着(6)→2着(4)(15)→3着(2)(4)(5)(7)(8)(15)
◆3連単フォーメーション(10通り)=1着(6)→2着(2)(4)(5)(7)(8)(15)→3着(4)(15)