高田秋が悩むジャパンC　狙うのはイクイノックスではなく「フレッシュな馬」

『BSイレブン競馬中継』（BS11）の土曜レギュラーを務め、自身のYouTubeチャンネルでも予想企画を行なうなど、競馬好きとして知られるモデル・タレントの高田秋（しゅう）さん。11月26日に開催されるＧⅠジャパンカップ（東京・芝2400m）について、高田さんの"気になる馬"をピックアップしてもらった。

【秋競馬の調子上向き】

高田秋　先週のＧⅠマイルＣＳ（京都・芝1600m）では、本命に推したナミュール（牝4歳）が勝利！　少しずつではありますが、馬券の調子も上向いてきたかなと思っています。

　ナミュールを選んだ理由は、もともと、あのメンバーのなかでも能力は高いと信じていましたし、多少の難しさはありつつも、ハマった時の破壊力は相当なもの。これまでＧⅠには縁がありませんでしたが、重賞レースでの走りから十分にＧⅠレベルでしたよね。

　もちろん、ライアン・ムーア騎手とのコンビも魅力的だったのは事実です。言わずと知れた世界的なジョッキーですし、昨年のジャパンカップをヴェラアズールで勝ったのもよく覚えています。

　当日は藤岡康太騎手に乗り替わることになりましたが、すばらしい騎乗でしたね。重圧もあったと思いますが、最後の直線では気迫が伝わってきました。

【穴党を困らせるレース】

　さあ、今週はジャパンカップですね。どんなレースでも穴を狙いたくなる私ですが、さすがに今回は人気馬から入るしかないのかもしれません......。

　その理由はふたつ。まず近年のジャパンカップが"とにかく堅い"ことです。ここ５年の結果を見ても、３着以内はすべて１～５番人気ですし、10番人気以下の大穴が馬券に絡んだのも2013年を最後にありません（※11番人気のトーセンジョーダンが３着）。

【今回100に上げてくる馬は...】

　問題はイクイノックスとリバティアイランドの扱いですよね。人気はイクイノックスが上になりそうですが、私は３歳牝馬リバティアイランドを推したいと思っています。

　というのも、イクイノックスは前走の天皇賞・秋に比べて状態が落ちる可能性がありそう。追い切りでは十分な動きを見せていますが、あれだけのレコードタイムで走ったあとですから、何かしらの消耗がないか不安です。

　しかも、前走から中３週で走るのはこの馬にとって初めて。

【ひねり出した穴馬とは？】

　基本はこの３頭ですが、穴っぽいところも入れておきたいですよね。馬券的な面白みがほしいですから（笑）。そこで１頭挙げるならパンサラッサ（牡６歳）です。

　今回もおそらく他馬を引き離して逃げるでしょうが、自分のペースをつくることができれば、粘って大仕事をする実力馬です。何より、ずっとコンビを組んでいる人馬が私は好きなので、吉田豊騎手とのおなじみのタッグで競馬場を沸かして欲しいですね。

　東京・芝2400mという最高の舞台で行なわれる、最高峰の戦い。すばらしい勝負が繰り広げられることを願いつつ、馬券も的中できたら最高。気持ちよく祝杯をあげたいと思います！

【profile】
高田 秋　たかだ・しゅう　
1991年９月23日、北海道生まれ。モデル・タレント。競馬のほか、大のお酒好きで唎酒師・日本酒品質鑑定士の資格を取得している。『BSイレブン競馬中継』（BS11）、『町中華で飲ろうぜ』（BS-TBS）、『高田秋のFEEL SHU NICE!』（ラジオ日本）などに出演。自身のYouTubeチャンネルでも、お酒や競馬などをテーマに情報発信中。