1月30日、ヨーロッパリーグ(EL)、レアル・ソシエダ対PAOK戦の撮影取材のため、スペイン北部バスク州サン・セバスティアンを訪れた。
ソシエダに所属する久保建英は、連戦の影響によりターンオーバーでベンチからのスタートとなった。
久保は後半28分からの出場となった。2点リードの状況ではあったが、ビハインドのPAOKが攻勢を強めており、久保とミケル・オヤルサバルの投入により、再度ゲームをコントロールしようというイマノル・アルグアシル監督の意図が見てとれた。
右サイドに入った久保は攻撃の起点となり、久保がボールを持った際には、観客席より「KUBO」というかけ声が上がっていた。
久保は自らシュートを1本放っただけでなく、何度か味方の決定機をお膳立てしたが、ゴールにはつながらなかった。それでもチームはしっかりと完封し、ホームスタジアムで2-0の勝利を飾った。

ELのリーグフェーズを13位で終えたソシエダはプレーオフを戦うことになる。このため、ラ・リーガに加えて国王杯、ELと、しばらく週2試合ペースの過酷な日程が続くことになる。
久保の起用がソシエダの勝敗に大きく影響している現状だが、指揮官にとっては久保のプレー時間をコントロールしながらの采配になりそうだ。