美人勝負師の最終結論
熊江琉衣~菊花賞

【競馬予想】激戦の菊花賞、騎手と血統を重視した美人勝負師が絶...の画像はこちら >>
 この秋のJRAのレースでは、GⅡ毎日王冠と先週のGⅠ秋華賞の馬券を購入して、ともに的中することができました。この勢いに乗って、今週のGⅠ菊花賞(10月26日/京都・芝3000m)でもいい結果を出したいな、と思っています。

 菊花賞は3000mの長距離戦ですから、やはり騎手と血統がポイント。今回はその点を重視して予想しました。

 本命は、エネルジコです。

 最大の魅力は、鞍上のクリストフ・ルメール騎手。先週の秋華賞でもすばらしい騎乗を見せてエンブロイダリーを勝利に導きました。おそらく最初は1番人気のカムニャックをマークしていたと思うのですが、途中から逃げるエリカエクスプレスにターゲットを変更。向正面で早くもプレッシャーをかけていきました。あの判断力は「すごい!」のひと言。おかげで私も、単勝をゲットできました(笑)。

 ルメール騎手は、菊花賞でも圧倒的な成績を残しています。過去10年で4勝。馬券圏内にはトータル7回も入っており、その手腕に今回も期待しています。

 エネルジコの血統を見ても、ドゥラメンテ産駒は京都が得意。菊花賞では同産駒のドゥレッツァ(2023年)、タイトルホルダー(2021年)が勝利を飾っています。

 関東馬のエネルジコですが、今回は早めに栗東入りして調整を重ねているとのこと。陣営の本気度を感じますし、GI日本ダービー(6月1日/東京・芝2400m)に出られなかった無念を晴らしてくれるのではないでしょうか。

 対抗は、ショウヘイです。

 前につけられる先行力に、どんなレースでも上位争いを演じてきた安定感は特筆もの。さらに母父がオルフェーヴルと、長い距離にも対応できそうです。スタートを決めて、すんなりいいポジションを確保できれば、勝ちも見えてくると思います。

 大舞台に強い友道康夫厩舎の管理馬というのも頼もしい限り。菊花賞でも実績を残していますし、特に今年のような2頭出し(ショウヘイとライトトラックが出走)の時は要注意ではないでしょうか。

 実際、エタリオウ(2着)とユーキャンスマイル(3着)を送り込んだ2018年は2頭が、ポポカテペトル(3着)とトリコロールブルー(15着)が出走した2017年、アドマイヤテラ(3着)とメリオーレム(13着)が出走した昨年は、どちらか1頭が馬券圏内に入っています。

 ▲は、マイユニバースです。

 手綱をとるのが武豊騎手というのが、最大の強調材料。同騎手にとって、京都は"庭"。菊花賞も歴代最多の5勝と、長距離戦では絶大な信頼が置けます。同騎手の騎乗馬となれば、無視することはできません。

 マイユニバース自身、前走の2勝クラス・九十九里特別(9月20日/中山・芝2500m)を逃げきり勝ち。後続に7馬身差をつける圧勝劇を演じました。今回コンビを組む武豊騎手は先週の秋華賞でも逃げ馬エリカエクスプレスをうまくコントロールして"あわや"というシーンを作っており、その再現があっても。

 また、マイユニバースは不良馬場でも結果を出していて、天気が崩れても心配はいりません。レイデオロ産駒は長距離にも適性がありますから、一発への期待が膨らみます。

 △は2頭、ゲルチュタールライトトラックです。

 ゲルチュタールは、スタミナがありそうなタイプ。ペースが流れて持久力勝負になれば面白そうです。

 そして、前走では3勝クラスの日本海S(8月30日/新潟・芝2200m)を古馬相手に快勝。一昨年の勝ち馬ドゥレッツア、昨年の2着馬へデントールと、同レースを勝って挑んできた馬が好走を続けている点も見逃せません。

 ライトトラックは、先に触れた「友道厩舎の2頭出し」のもう1頭。父キタサンブラックなら長距離適性もありそうですし、ベテラン和田竜二騎手の腕にも期待です。今回は入念に追い切りを行なっており、体調もよさそうです。

 最後に、ミラージュナイトを特注の☆印とします。

 休養を経て2連勝中と勢いに乗っていますし、そのレースぶりからスケールの大きさを感じます。持久力に長けたバゴの産駒ですし、母ラキシスはGⅠエリザベス女王杯の勝ち馬。大舞台で力を発揮しても不思議ではありません。

 洋芝の札幌競馬場で勝ってきていますから、馬場が渋るようなら、一段と面白味が増します。

 馬券の買い目についてはレース直前まで熟考したいと思っていますが、現状ではエネルジコの単勝と、同馬を軸にした馬連、三連複で勝負したいと考えています。

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