この記事をまとめると
■アストンマーティンが住宅を設計■立地は日本の高級住宅街、南青山
■価格や内装について解説する
アストンマーティンが手がけた高級住宅はまさに贅の極み
アストンマーティンがついに住宅を作ったというから、イギリスはアストン村に記念館でも建てたのかと思いきや、日本の高級住宅街「南青山」に、地上3階地下1階で建物面積1000㎡超えというゴージャスをきわめた住宅を完成させたのだそうです。クルマにとどまることなく、スーパーボートや高級マンションに引き続き、ついには御殿のような住宅! しかも、土地の値段がワールドワイドにスーパー高価な南青山! なるほど、ラグジュアリーブランドのトップランナーだけに、スケールやセンスのレベルが違います。
当プロジェクトは、日本の高級不動産コンシェルジュリーダー「VIBROA」とのコラボレーションで「NO.001 Minami Aoyama」と名付けられています。
アストンマーティンにとっては、アメリカのマイアミで展開している高級住宅地「シルヴァンロック」や、高級レジデンス(マンション)「アストンマーティンレジデンス」に続くプロジェクトとなり、もはや同社を自動車メーカーの枠組みだけでとらえることはできそうにありません。もちろん、物件はアストンマーティンの名前を付けただけのリッチなテラスハウスというわけでなく、同社のデザイン理念が随所に埋め込まれた素晴らしいもの。外観こそ、国内法規に通じた日本の建築家と協業しながらも、オートモーティブ・ギャラリーと呼ばれる半地下、ガラス張りのパーキングスペースをはじめ、ワインセラー、ホームシアター、ジム、プライベートスパなどなど、およそ欲しいものはすべて備わっています。

インテリアコーディネートもアストンのデザイナーが担当
公式サイトを見れば、広いお部屋の隅には暖炉まであったりするのですが、こうしたインテリアコーディネートもまたアストンマーティンのデザイナーが担ってくれるのです。クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマン氏によれば「VIBROAとのパートナーシップは、最先端のデザインとテクノロジーに、伝統的なハンドクラフトマンシップを融合させるという共通の情熱を持った、ふたつのウルトラ・ラグジュアリーライフスタイル企業の融合です。アジア初のデザインコラボレーションにより、アストンマーティンのデザインDNAと、オーナー様のクルマに対する情熱を反映した、美しい個人住宅という形で表現されます。西洋と日本の文化の最高の融合を実現したのです」とのこと。

ここでクルマ好きが注目すべきは「オーナーのクルマに対する情熱」なる言葉で、やっぱりアストンマーティン大好きオーナーということなんでしょうか。プロモート資料では「オートモーティブ・ギャラリー」に並べられているのはヴァルキリーとヴァンテージですが、3台とめられるということなのでもう1台はシグネットとか(笑)。南青山といえども、ちょっと入り込んだら狭い道もありますからね。

ともあれ、せっかくアストンマーティンが東京に住宅を作ってくれるなら、地方にお住まいのリッチマンだって「こっちも建ててくんろ」となるのは必定かと。NO.001があるなら、NO.002 Aso KumamotoとかNO.003 Yokkaichi Mieとか、サーキットに近いところなんてあり寄りのあり、ではないでしょうか。