この記事をまとめると
■2024年3月11~24日(日)の期間で#タイムスリップ仁丹タクシーが運行される■車内は仁丹が売れた昭和50年代をテーマに加飾されている
■フルラッピングを施した特別仕様車は1台のみ運行となる
「仁丹」ってそもそもなんだ?
WEB CARTOPが所属する交通タイムス社のオフィスは、基本的に何を食べようが飲もうがとくに問題ない自由な環境。なので、お昼どきには近所に出店しているキッチンカーで買ったお弁当を食べてる人や、コンビニで買ったパンやカップ麺を食べてる人もいるし、お菓子を食べてる人も多くいる。
そんなオフィス内でヒマさえあればラムネ菓子を食べ続けている編集部員がいる。
と、そんな筆者の元にある指令が来た。それが「お前この仁丹タクシーっての取材してこい。ラムネ好きだろ?」という上からのひとこと。まったく意味不明である。そもそも内心、「仁丹ってなんや!」という段階。ラムネと関係あるのだろうか?
そこでとりあえず調べてみたらすぐにわかった。そう。「仁丹」とはあの可愛らしい四角い小瓶に、銀色のビーズみたいなのが入ったアレだ。
そもそもこの「仁丹」が食べ物であるというのもこのとき知った。写真を見た瞬間、失礼ながらてっきり筆者は芳香剤や消臭剤の一種かと思ったほどだ。気になったら止まらないのでさらに調べると、どうやら「仁丹」は懐中薬という16種類の生薬を丸めて、抗菌作用を持たせた口中清涼剤というモノらしい。うむ。たしかにラムネに通ずるものがある気がするぞ。ちなみに誕生はいまからなんと119年前。ラムネ菓子の始祖ではないか!
なおこの銀色は、驚くべきことに本物の銀箔を使ってコーティングしているからこの色なんだとか。むむ、つまり高級食品か!? 興味本位で調べてみると、販売価格は仁丹を製造販売する森下仁丹のサイトで3250粒入りの瓶(1番オーソドックスなサイズ)がひとつ1650円であった。あら意外とリーズナブル。
ということで、今回はこの謎の食品、「仁丹」とコラボした謎のタクシーをリポートしようではないか。
「エモさ」を武器に若者にも仁丹を普及させたい!
さて、「ラムネに似てるから行って来い」と無茶をいわれたこの「仁丹」と「タクシー」がコラボした謎の企画。
この企画で走るタクシーの名は「#タイムスリップ仁丹タクシー」という名で、コンセプトは、「仁丹がもっとも売れた昭和50年代の光景を社内に再現し、乗った人が昭和にタイムスリップしたような感覚を目指した」という。なお、この車両は左右で色が違っており、左側面の緑色は仁丹のイメージカラーからきているそう。
気になる車内に乗り込むと納得した。それはもう昭和そのものだからだ!(ちなみに筆者は平成生まれである)。至るところにレトロな雰囲気一色な装飾が散りばめられており、見ていてとても楽しい。それはもう、どこを見ればいいのかわからないほど。窓にはレトロ調なステッカー、天井には昭和に薬局などで貼られていたであろう仁丹のチラシの数々。
車内にはオモチャのラジカセがぶら下がっており、押すと当時のCMの音声が流れるユニークな仕かけも。また、当時のカタログや雑誌、オモチャがバックポケットに備わっているのもポイントだ。クラウンコンフォートはFR駆動なので、後席にはフロアトンネルが通っているのだが、その上にあるフロアマットもどこか昭和な感じがする点も見逃せない(繰り返すが筆者は平成生まれだ)。
そしてこのタクシー、車内はお約束の如く仁丹の瓶一色なところも面白い。ダッシュボードには仁丹、リヤのトノボードにも仁丹。ご丁寧にフロントアームレストの上(支払いなどのやりとりをする場所)にも仁丹があり「触ってみよう!」と、即席ふれあいコーナーまであるほど。
とにかく仁丹の圧が凄すぎて口が裂けても「もういいです……」とは言えない演出に脱帽だ。ちなみに、乗客には「仁丹、食べたくなったでしょ?」と言わんばかりに「仁丹(お試しサイズ)」を配るサービスも実施。マニアには嬉しい「乗車記念証」もセットでくれる。ここまでくると、「何がなんでも仁丹を広めるぞ」という執念を感じる。
このユニークな企画を実施した経緯に対して、森下仁丹で広報を務める永田さんは「仁丹をいま購入している層は70代が圧倒的で、若者と言われる20~30代にはほとんど認知されていません。
気になるこの仁丹タクシー、運用は2024年3月11~24日までの期間限定での運行となり、運行場所は東京23区内と武蔵野市、三鷹地区となる。仁丹のサイネージ広告を貼った車両は100台運行するが、この取材会で置かれていたフルラッピング車はなんとこの1台のみ。都内を走るタクシーは個人タクシーも入れると約4万2000台ほどいるので、超激レアな車両ということになる! 乗ってしまったら最後、今年の運を使い切ってしまう心配さえあるほどだ。ちなみにS.RIDEという配車アプリで仁丹タクシーのみに絞って呼ぶこともできるそう。ただし、広告のみ装備した100台もこのなかに含まれるので、どれが来るかはお楽しみとのこと。
最後に、失礼ながら広報の永田さんに「俺、仁丹がラムネに似てるから行けって言われて来たんですけど、失礼ながら食べたことなくて……。そもそもこれ、どう食べるんですか?」と、しょうもない質問をすると、すかさず「あ、いま食べます?」とスマートにその場でMy仁丹を格好いいシルバーの専用ケースから取り出して、その場でお裾分けしてくれた。さすが広報担当!
気になる食べ方は、「数粒を口に入れて、噛んでも舐めても丸呑みでも大丈夫です」とのこと。
なお、仁丹は先述したように生薬をまとめたモノ。なお、筆者は漢方などの健康にいいとされる薬はかなり苦手。そもそもかなりの偏食でもある。
で、気になる味は……うーん! これが仁丹か、なるほど!
「#タイムスリップ仁丹タクシー」、見つけたらぜひ乗ってみて欲しい。現場からは以上だ。

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