コスパ重視で軽自動車をファーストカーとして選べる!
ファミリーがファーストカーとして軽自動車を選ぶ場合には、ご近所でのチョイ乗りをメインに考えて、アシがわりにガンガン使えることを優先するか、回数は少なくても旅行などでロングドライブをする際の快適性を重視するのか、悩むところですよね。チョイ乗りが多い奥様と、遠出をしたいご主人とで、意見が食い違うというのもよく聞く話です。
でもちょっと待ってください。
5位 ダイハツ・ミライース
まず第5位は、燃費の良さとコスパは最強! ダイハツ・ミライースです。ベーシックなセダンタイプの軽自動車で、ダイハツのエコ技術が満載となっているのですが、2017年のフルモデルチェンジの際に「Dモノコック」と呼ばれる軽量高剛性シャシーの採用や、シートの快適性の見直し、足まわり部品に上級なものを採用するなど、かなり走りと快適性がアップしているんです。
実際、私はミライースで東京~京都を1日で走ったことがありますが、一般道でのキビキビと軽快な走りに加え、高速道路でもスムースで、ノンターボエンジンとは思えないほど。自分の手足のように操れる感覚なので、疲労感が少ないのだと実感しました。実燃費がJC08モードのカタログ数値とほぼ同じだったのにも驚きました。これが車両価格85万8000円~というのがすごいですよね。ただし、快適性を優先するなら足まわりの部品などが上級になる「Gリミテッド SAⅢ」124万8500円がオススメです。

4位 スズキ・ワゴンR
第4位は、マイルドハイブリッド搭載で静粛性と上質感がものすごい、スズキ・ワゴンR。自然吸気エンジン、ターボエンジン、自然吸気エンジンのマイルドハイブリッド、ターボエンジンのマイルドハイブリッドとさまざまなタイプがそろいますが、ファーストカーとして選ぶなら断然、ターボ+マイルドハイブリッドのスティングレー「ハイブリッドT」ですね。

もう、一般道では出足からのモリモリとした余裕が軽自動車とは思えないほど。高速道路でもその余裕は続き、1.0リッターエンジンくらいのコンパクトカーとも遜色ないほどです。乗り心地にもしっとりとした上級感とフラット感があって、後席の人も快適。

先進安全装備が付いていても高額すぎないのが魅力
3位 ホンダN-WGN
続いて第3位は、ホンダN-WGN。シンプルながら愛嬌あるデザインと、実用的な使い勝手、自然吸気エンジンでも満足度の高い走りや安全性と、万全の体制が手に入る名車です。とくに、全車速追従機能付きACCを始めとする、さまざまな先進運転支援技術が全車に標準装備なので、チョイ乗り時のうっかりミスから、ロングドライブに疲労軽減まで叶えてくれるのは嬉しいところ。

二段モードなど、買い物に便利なラゲッジは、倒せばホンダならではの低いフロアでフラットなスペースになります。ロングドライブ重視でも自然吸気エンジンで十分なので、快適装備が盛りだくさんの「カスタムL Honda SENSING」でも136万4000円と、コスパも優秀です。

2位 日産デイズ
第2位は、日産デイズ。軽自動車としていち早く、アクセル・ブレーキ・ハンドルの全車速での制御を可能とした「プロパイロット」を搭載して、軽自動車新時代の扉を開けました。初代のデイズはあまりいい出来ではなかったのですが、この2代目は別モノです。とくに、いろんなクルマを乗り継いできた男性でも満足度が高いのが、パワーステアリングの操作感。

他メーカーではコスト的に諦めざるを得ないような、セレナなど登録車レベルの高価な部品を使っているおかげで、操作感がよく、結果的にロングドライブをしても疲れにくくなっているといいます。エンジンは自然吸気エンジンでも十分なので、プロパイロットが標準装備となる「ハイウェイスターX プロパイロットエディション」166万6500円がオススメ。オプションでプレミアムレザーインテリアを選べば、内装のカラーコーディネートや上質感も見違えるほどになり、さらに満足度がアップするでしょう。

1位 スズキ・ハスラー
では、栄えある第1位は、2代目となって熟成が進んだスズキ・ハスラー。

先進の安全装備も手に入れて、死角なしと言っていいでしょう。グレードは、全車速追従機能付きACCが装備されるのがターボのみとなるため、ロングドライブの快適性も考慮すると、「ハイブリッドGターボ」145万9700円以上をオススメしたいところ。それでも150万円を下まわるのですから、コスパも言うことなしですね。

というわけで、チョイ乗りならロングドライブまで、どちらも満足できる軽自動車をコスパランキングでご紹介しました。デイズは価格ではいちばん高価ですが、搭載されている装備を考えるとダウンサイジング候補としても優秀。次のファーストカーを検討中のファミリーのみなさん、ぜひチェックしてみてくださいね。