
日常使いであれば航続距離も不安がないレベルにまで向上している
ここへきて多くのメーカーからリリースが相次いでいる電気自動車。日本でも純ガソリン車の販売を規制する動きが出てきており、にわかに注目が集まっているジャンルといえる。
脱ガソリン車といってもハイブリッド車も電動車に含まれるため、いきなりすべての車両が電気自動車になるというわけではないものの、実際のところ電気自動車1台でカーライフを送ることができるのだろうか?
たとえば日本ではもっともポピュラーな電気自動車として挙げることができる日産リーフ。62kWhの大容量バッテリーを搭載したグレードでも、国からの補助金を考慮すると車両本体価格は300万円台から狙うことができ、40kWhバッテリー搭載モデルのベースグレードであれば、補助金込で200万円台まで価格も下がるため、決して高嶺の花というわけでもなくなってきている。
電気自動車としてネックとなる航続距離も、40Kwhモデルで322km、62kWhモデルでは458km(共にWLTCモードの数値)となるため、日常使いであればもはや不満も不安もないレベルといえるだろう。

しかし、この数値は当然ながら満充電での航続距離ということになるので、充電環境によって電気自動車1台でカーライフが送れるかどうかは大きく異なってくる。
自宅に充電環境があればより使いやすい一台となる
たとえば自宅で充電ができる場合であれば、バッテリーの残量警告灯が点灯した状態(おおよそ残り10%を切った状態)から満充電まで、62kWhモデルで12.5時間(6kW普通充電の場合)となる。平日の通勤や買い物のみの使用でバッテリー残量が10%を切るほど走行することは少ないと思うので、ほとんどの場合、自宅駐車場で充電をしておけば翌朝には満充電になっているハズだ。