ファミリーでも乗れるスーパーカーも存在!
「隣の芝は青い」ということわざがあるように、人間のサガというもので、気にしないぞと思っていても、ついつい目がいってしまうものですよね、お隣さんのガレージへ。愛犬のお散歩や、運動不足解消のために近所をウォーキングしていたりする人は、余計に「あれ、あの家、新車買ったんだ」なんて気になってしまうんじゃないでしょうか。
あなたと同じように、ご近所の人たちもあなたの家のガレージを気にしているものです。
1)フェラーリ・ローマ
まず1台目は、日本でいちばん認知度の高い超高級スポーツカーといえば、やっぱりフェラーリですよね。一見さんじゃ売ってもらえないとか、数年待ちでようやく納車されるとか、かなり敷居が高いようなのですが、そんなフェラーリのなかでこれから買うなら、2020年のカー・デザイン・アワードに選ばれたほどの美しいデザインがオーラ全開な、フェラーリ・ローマ。
620馬力を誇る怒涛のパワーユニットは3.9リッターのV8ターボで、その速さはもちろん凄いのですが、それをひけらかさないエレガントかつフェラーリらしいデザインは唯一無二。1950~60年代のカーデザインへのオマージュも込められているのです。2+2シーターなのでファミリーでもなんとか乗れて、ゆったりしているのも特徴です。
2)アストンマーチンDBSスーパーレッジェーラ
2台目は、映画ファンなら憧れた人も多い「ボンドカー」の代名詞といえば、アストンマーチン。一時期はほかのメーカーがボンドカーとして採用されたこともあったのですが、最新作では再びアストマーチンのDBSスーパーレッジェーラなどがボンドカーに返り咲き、ストーリーを盛り上げました。あのエンブレムを見ただけで、テンションが上がってしまう男性もいますよね。
DBSスーパーレッジェーラはクーペと「ヴォランテ」と呼ばれるオープンモデルがあり、これはアストンマーチン史上最速のオープンと言われています。カーボンファイバー製の超軽量高剛性ボディは4人乗りで、725馬力を誇る5.2リッターのV12ターボエンジンをフロントに搭載。最高速は約340km/hとのことで、そんじょそこらのスポーツカーとは別格のオーラがお隣さんを刺激することでしょう。
近寄りがたい雰囲気を醸し出すモデルも
3)キャデラック・エスカレード
3台目は、大きくてイカついSUVは数あれど、この圧倒的な存在感はなかなかない、キャデラック・エスカレード。よくハリウッド映画のなかでは悪役のクルマとして登場したりするのですが、確かにそうしたワルっぽい印象もあるのかもしれません。
そこに輝くキャディラックの伝統的なエンブレムが、家柄の良さを添えています。しかも、室内は最高峰のサウンドシステムや小さな冷蔵庫、各席にエンテーテインメントシステムが備わるなど、もう至れりつくせりの空間。シートもしっかりたっぷりとしており、7人乗っても快適です。426馬力の6.2リッター・V8エンジンで、パワフルでたくましい走りも頼もしい魅力ですね。
4)ランボルギーニ・アヴェンタドールS
4台目は、フェラーリと並ぶスーパースポーツカーとして認知度の高い、ランボルギーニ。地を這うような低さもかなり目立ちますが、こちらはなんと言っても、乗り降りの際の派手さにおいては誰にも負けません。
羽を広げたように上に開くガルウイングが、通りがかりの人たちの視線を釘付けにすることでしょう。740馬力を誇る6.5リッターのV12エンジンを搭載したアヴェンタドールSは、コクピット、フロア、ルーフが一体となったシングルシェル構造を採用して、極めて高い剛性を実現。4輪駆動・4輪操舵で、走りのほうもより俊敏さと安定性がアップしています。
5)ロールスロイス・ファントム
5台目は、羨望の眼差しで見られるクルマの王様とも言える、ロールスロイス・ファントム。100年近くもの長きにわたり、超セレブや国家元首などが絶大な信頼をおいてきた、世界最高の4ドアリムジンです。全長5.7mオーバーのボディは、パルテノン神殿と言われる荘厳なフロントマスクからして、おいそれとは近寄りがたい存在感。
オールアルミ製のスペースフレームで、571馬力を誇る6.7リッターターボを搭載した走りは、4輪操舵システムのおかげもあり、巨体を感じさせないしなやかなものです。気になる後席は驚愕の広さはもちろん、電動リクライニングやスライド機能が備わり、ふっかふかのレザーで極上の座り心地。これぞロールスロイスと大満足することでしょう。
ということで、羨望の眼差しで見られるクルマたちをご紹介しましたが、やはりお値段はどれも高額です。大事なのは、いきなりこうしたクルマだけがガレージに置いてあっても、浮いてしまって「借り物?」と思われるかもしれないということ。ファントムに至っては5000万円オーバーとなっていますので、それ相応の家、人柄、暮らしが伴っていないとチグハグになるのは否めないところです。