個性的すぎる名前は1度覚えたら忘れない!?

車名はそのクルマの個性を表す重要なもので、自動車メーカーも専門の部署を設けて日々頭をひねりつづけている。同様にグレードもキャラクターづけとして重要で、最近はXなどシンブルなものが多く、時代による変遷もあるのが特徴だ。その昔であれば、グランドツーリングの頭文字、GTというのは高性能がひと目でわかるものとしてよく使われていた。

ただ、なかにはユニークなものや読み方すら一見するとわからないものもあったりして、個性的なものが多かった。今回は変り種グレード名を集めてみた。



1)XYVYX

 史上最大の難読グレード名として有名だが、「ザイビクス」と読む。3代目ミラージュにあったもので、グレード名だけでなく、クルマそのものもユニークで、FFハッチバックなのに2シーター。



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しかもリヤのガラスは商用車みたいに潰してあった。自由に遊んで欲しいということだったが、もちろん売れず。今なら車中泊とかで人気は出たかも? 3代目ミラージュには「スイフト」という、スズキ的なグレード名もあった。



2)煌

 こちらもヴォクシーでお馴染み、読み方は「きらめき」だ。まさにキラキラネームである。



「XYVYX」「AIRS」「横綱」! 謎すぎるクルマのグレード名8選



兄弟車のノアには「煌」はないが、「Si W×B」というのはあった。「W×B」はダブリュー・バイ・ビーと読む。



3)AIRS

 2代目ハリアーで人気だったのがこちらで、エアーズと読みたいところだが、正解は「エアーエス」と文字通りでは読めないものだった。



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意味としてはエアサス装着車を表していると言われると、少し納得。



4)デパート系や他分野ブランドとのコラボ

1990年代を中心に流行したのが、軽自動車でのコラボ系。ライフスタイルと直結してアピールしやすいからか、「ミラ・パルコ」、「ワゴンRロフト」などのグレード名が登場した。また、コンバクトカーではマーチがMUJIとコラボしていたが、正確には無印良品が、オリジナルマーチをプロデュースしたというのが正しい。



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車名というかグレード名も「MujiCar1000」だった。またコールマンやLLビーンなどもあって、イメージをかき立てやすいのは確かだ。



よくわからない謎のアルファベットたちも多数存在

5)K/Q/J

 この3つはなにかというと、キング/クイーン/ジャックのこと。この頭文字をグレード名にしたのがS13とS14のシルビアだ。



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「J’s」、「Q’s」、「K’s」でそれぞれ「ジェイズ」や「キューズ」、「ケーズ」と呼んだが、ジョーズ、クズ、カスなどと揶揄されていたのも事実で、そのためかS15ではスペックRなどに変更された。



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6)G♯/A♯/B♭/E♭

 まさに音楽用語そのものだが、これは2代目マーチのグレード名。「b」が1リッターで「#」が1.3リッターを表した。読み方は前者が「フラット」、後者が「シャープ」で、ハッシュタグではないので悪しからず。



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そのほか、「i・z – f(アイジーフォルテ)」というのもあって、少々読みにくかった。



7)カガヤキエディション

 2代目キューブにあったのがこちらで、見てすぐにわかるのとカタカナなのが時代だ。



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ミュージックルームというのもあって、さすがキューブ・マイルームを謳っていただけのことはある。



8)横綱

 こちらは日野の小型ダンプカーに付くグレード名で、強化タイプを表すもの。現在は「スーパー横綱」まで進化している。



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