この記事をまとめると
■狭い道でのクルマ同士のすれ違いは難易度が高い



■近年クルマの大型化により、さらに困難になっている



■スムーズにクリアするコツを紹介する



君子危うきに近寄らず!

狭い道でのすれ違いが苦手という人は多いはず。とくに近年、車体の大きなクルマが増えてきているので、すれ違いの難易度が高くなったと感じている人も少なくないだろう。



そうした厄介な狭い道でのすれ違いを、スムースにクリアできるコツを紹介したい。



1)狭い道をなるべく避ける

「君子危うきに近寄らず」。すれ違いが苦手な人は、遠回りになっても狭い道を避けるのが吉。知らない土地で、カーナビ任せで狭い道に入ってしまうとき以外は、なるべく通らないのが上策。



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2) 少しでも幅の広いスペースを見つける

狭い道といっても、ずっと同じ道幅が続くことはほとんどない。T字路もしくは十字路があったり、駐車場の入口や空き地の前、他所の家の駐車スペースなど、少しでも幅の狭いところ、壁までの距離が開いているところを選んで、そこですれ違うようにしよう(勝手にクルマを他人の敷地に入れるわけではない)。



実はベテランでも苦手な人だらけだった! 狭い道でのクルマ同士のすれ違いのコツ6つ



3) 早めに止まる

狭い場所ですれ違うときは、徐行するのが大前提ですが、苦手な人ほどノロノロ動き続けて、一番すれ違いにくいところ(電柱のそばなど)まで動き続けてしまう傾向がある。



それだったら、まだ対向車との距離がずいぶんあったとしても、少しでも広めのスペースで停車し、相手をやり過ごすのが一番。その方が結果的に二台とも早くその場を通過できることが多い。トータルで安全かつ効率的なすれ違いになるよう工夫しよう。



実はベテランでも苦手な人だらけだった! 狭い道でのクルマ同士のすれ違いのコツ6つ



左に寄せたら車体を真っ直ぐに!

4) 左側に寄せて車体を真っ直ぐにする

すれ違うためにクルマを左に寄せるとき、タイミングが遅れると車体が斜めになって止まることがある。これはけっこう最悪なので、対向車を見かけたら早めに、そして緩やかに左に寄せて、車体を真っ直ぐにして徐行、もしくは停車する。



実はベテランでも苦手な人だらけだった! 狭い道でのクルマ同士のすれ違いのコツ6つ



5) ドアミラーを畳む

最近のクルマはドアミラーが大型化しているので、これを畳むと左右で10cm以上はスペースが稼げるはず。狭い道ではこの10cmがけっこう貴重だったりするので、このひと手間を惜しまないのが大事。すれ違い後に、畳んだドアミラーを元に戻しておくのも忘れずに。



実はベテランでも苦手な人だらけだった! 狭い道でのクルマ同士のすれ違いのコツ6つ



6) 左側のタイヤの位置を把握しておく

これは普段からの練習を要するが、クルマを目一杯左側に寄せるには、愛車の左タイヤの位置を掴んでおく必要がある。



車種やドライビングポジションによっても異なるが、セダンなどボンネットのあるクルマなら、ボンネットの中心のラインと、道端(左)の白線(路側帯など)が重なって見えれば、左側のタイヤもほぼ白線まで寄っていると思っていい(右ハンドル車)。



これは安全な場所で、できれば見守ってくれる助手をつけてやると効果的。



実はベテランでも苦手な人だらけだった! 狭い道でのクルマ同士のすれ違いのコツ6つ



日本の道は元々狭いし、3ナンバー=全幅:1701mm以上、実際は1800mm以上のクルマも増えているので、自分のクルマの車体感覚を磨き、いいタイミング、いい場所ですれ違えるよう、早めに行動することで、すれ違いの苦手意識を克服できるよう努力しよう。

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