中東情勢の緊迫化によるナフサ問題で、ゴミ袋が品薄のところもあるようですが、国内のナフサは足りているのでしょうか?

政府は、「ナフサは足りている」というのを大前提としています。ナフサの供給量は前年並みですが、製品になる段階までに通常より過剰な発注をする業者がいて、それが目詰まりの原因になっていると説明しています。

「原油・ナフサ」5月以降どうなる?

では、ナフサのもとなっている「原油」は足りているのでしょうか。

2025年は1日236万バレル使用したそうですが、ほとんど中東に頼っていました。内訳は、「中東 222万バレル」「アメリカ 9万バレル」「その他 5万バレル」。

イラン攻撃以降はホルムズ海峡から入ってこないのもあり、4月は備蓄放出で補充。5月は備蓄分が減り、ホルムズ海峡以外の中東から輸入したり、アメリカの輸入が大幅に増えたことで、何とかカバーしているということなんです。

赤沢経産大臣は「年を超えて日本全体で必要となる石油の量が確保できる見通し。ナフサ由来の化学製品も年を超えて継続できる見通し」と話していました。

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国民的お菓子にも異変!?

ナフサ問題の影響は、国民的お菓子にも。

カルビーが、「ポテトチップス」のパッケージを白黒の2色の印刷に変更すると発表。理由は、中東情勢の影響で印刷インクなどの調達が不安定になったためとのことですが、「かっぱえびせん」「堅あげポテト」「フルグラ」も変更になり、全部で14の商品が変更予定で、5月25日の週から順次切り替わるということです。

これに対し佐藤官房副長官は「必要量は確保されている。実態を把握するべく、関係省庁と連携して関係企業と意思疎通を努めている」と説明しました。

企業の経営方針にまで政府が物申すのかどうか。今後の各企業の経営方針にも影響を与えるだけに、動向が注目されます。

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CBC

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そして、ゴミ袋はどうなのか。

愛知県大府市では、主原料をナフサ由来の高密度ポリエチレンから変更しました。

静岡県三島市などでは、透明・半透明の45リットル以下の袋なら市指定ではないゴミ袋でもゴミ出し可能に。市指定の袋はゴミ処理費用の手数料になっていたりするので、この対応は大きなことだと言えます。

宮城県大崎市などは、市販の袋にゴミの種類を記載すればゴミ出し可能に。岡山県総社市では、今後は海外産も含めて確保していく方針とのことです。

ナフサショックは、品薄と価格上昇という側面も生むわけですが、この2つの影響が、家計そして日本の実体経済にどう影響を与えてくるのでしょうか。

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