
大和ハウス工業は、ホテルなどのリゾート施設運営・管理を手がける子会社の大和リゾート(東京都千代田区。売上高188億円、営業利益△75億3000万円、純資産48億5000万円)の全株式を、シンガポールを拠点にリゾートホテル事業を展開するSCキャピタル・パートナーズ・グループ傘下の恵比寿リゾート(東京都港区)に譲渡することを決めた。
大和リゾートは1973年に設立。大和ハウスの委託により運営していたホテル事業を2007年に承継し、「Active Resorts」「Royal Hotel」「Hotel&Resorts」などのブランドで全国展開している。大和リゾートは現在、運営する24ホテルのうち23ホテルを自社所有する。残る1ホテルの「ロイトン札幌」(札幌市)は大和ハウスが所有するが、今回、同ホテルの建物・土地などを信託受益権化して恵比寿リゾートに譲渡する。
譲渡先の恵比寿リゾートはジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ(東京都渋谷区)がアセットマネージャーを務めている。