ロングライフホールディングは14日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。投資会社である日本PMIパートナーズ(東京都港区)の傘下企業がTOB(株式公開買い付け)を実施し、創業者の遠藤正一氏(前社長)や同氏らの資産管理会社の保有分を除く約79%の株式を取得する。
TOB主体は日本PMIパートナーズが設立したNPMI‐LLH(東京都港区)。買付価格は1株につき186円。TOB公表前日の終値158円に17.72%のプレミアムを加えた。買付予定数は816万95株。買付予定数の下限は所有割合45.65%に当たる471万6300株。買付期間は6月15日~7月27日。決済の開始日は8月3日。公開買付代理人はアイザワ証券。
ロングライフは1986年に堺市で関西福祉事業社として設立し、翌年、訪問入浴サービスに乗り出した。
1998年に日本ロングライフに社名を変更。2008年に持ち株会社制移行に伴い、現社名となった。2002年に大証ナスダック・ジャパン市場に上場し、2022年4月から東証スタンダード市場。