ニデックは14日、工作機械メーカーのTAKISAWAに対して実施したTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。議決権ベースで86.14%の応募があり、成立の条件としていた50%超を上回った。
ニデックはTAKISAWA株を1株2600円で9月14日から11月13日まで買い付けた。ニデックは7月半ばにTAKISAWAへのTOBを発表した。当初、TAKISAWAが態度を明確にせず、敵対的買収に発展する可能性も取りざたされたが、TAKISAWAは買付開始前日にTOBへの賛同意見を表明した。
ニデックは2021年8月に三菱重工工作機械(現ニデックマシンツール)を買収して工作機械事業に参入。22年2月にOKK(現ニデックオーケーケー)、23年2月にイタリアの工作機械メーカーPAMAを傘下に収めた。