GENDAは、外貨両替機事業を手がけるアクトプロ(東京都港区。売上高31億9000万円、営業利益3億9300万円、純資産7億2500万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。

株式29.3%を現金対価(15億7400万円)で買い取ったうえで、残る株式を株式交換の手続きで取得する。GENDAが主力事業とするアミューズメント施設でもインバウンド(訪日観光客)による両替需要が拡大する方向にあり、相乗効果を見込む。アクトプロは10カ国語・世界12地域通貨に対応する外貨両替機「SMART EXCHANGE」を全国650カ所以上に設置している。取得予定日は2025年3月3日。

株式交換比率はGENDA1:アクトプロ3.94。アクトプロの1株にGENDAの3.94株を割り当てる。

アクトプロは2010年に設立。GENDAによる子会社化に先立ち、外貨両替機を除く不動産、M&Aコンサルティングなどの事業は新会社に移管する。

GENDAはアミューズメント施設のうち、スタッフが常駐しない無人店舗を「ミニロケ」として展開するが、外貨両替機事業とビジネスモデルが類似することから、ノウハウの共有なども期待できるとしている。

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