カシオ計算機は、グループの中長期的なポートフォリオを検討した結果、人事管理システム事業と中小企業向け販売管理・経営システム事業については、ジャフコグループに譲渡することで積極的な経営資源投⼊による競争⼒強化が期待できると判断した。譲渡するカシオヒューマンシステムズ(CHS、東京都渋谷区)は人事統合システムや人材マネジメントシステムの開発・販売を手がけ、売上高36億円、営業利益6億100万円、純資産10億6000万円(2024年3月期)。
譲渡先はジャフコ傘下のファンドが設立したCSホールディングス(東京都港区)。カシオ計算機は譲渡後、CSホールディングスの株式20%を取得し、間接的にCHSを継続保有する。CHSは人事統合システム「ADPS」や人材マネジメントシステム「Hito-Compass」を展開し、SMB事業は販売管理システム「楽一」で累計11万台以上の実績を持つ。