基礎工事用コンクリートパイルメーカーのアジアパイルホールディングスは、2021年2月に発生したミャンマーのクーデターに伴う混乱が続いているため、ミャンマーの事業子会社VJP Co., Ltd.(ティラワ経済特区)の全保有株式60%を現地合弁パートナーに譲渡することにした。VJPは事業活動の実質停止状態が長期化しており、正常化のめども立たないと判断した。
譲渡価額は非公表。譲渡はティラワ経済特区管理委員会の正式承認を前提としており、譲渡予定日は未確定。譲渡先はコンクリートパイル製造のMyanmar V-Pile Co., Ltd.(ヤンゴン)。アジアパイルは2025年3月期決算で特別損失として事業撤退損4億9500万円を計上する予定。