
5月23日(金) より、高橋一生が主演を務める映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』が公開される。
本作は、荒木飛呂彦原作の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する人気キャラクター、岸辺露伴を主人公にしたスピンオフシリーズの最新作。

唯一無二の世界観と類まれな表現で世界中の漫画ファンを虜にする荒木飛呂彦。その荒木が描く『ジョジョ』的な漫画の世界を、リアルな俳優たちが演じる実写映画にするにあたり大きな役割を果たしているひとりが、脚本家の小林靖子。多くの特撮ドラマやアニメ作品の脚本・シリーズ構成を務め、『仮面ライダー』シリーズや『進撃の巨人』シリーズ、『映画刀剣乱舞』など人気作を数多く担当。特に原作漫画の映像化については定評があり、小林が参加することが発表されるとSNS上で「靖子にゃん」と愛称がトレンド入りし、「靖子にゃんが書くなら安心」「脚本がジョジョアニメで携わっていた小林靖子だからその時点で心配いらない」などファンから信頼を獲得している。
最新作の原作となる「懺悔室」は、自分を神父と勘違いした男から、犯した罪の告白を露伴が懺悔室で一方的に聞くだけ(=動かない)の「岸辺露伴は動かない」というタイトルの原点にもなったエピソード。漫画では聞き役だった露伴を映画の主人公として動かすにあたり、呪いを全て解いてハッピーエンドという展開では原作を損なってしまうことから、小林は「呪いと対峙すると、その呪いをどうにかする展開になってしまうので、呪いではなく呪いを受けている人と対峙することにしました」と語る。

さらに、小林は「原作では明確に描かれていませんが、外国から働きに来て、虐げられている人たちの悲哀をしっかりと出してほしいと(荒木先生が)おっしゃっていました。取り入れるのが難しい部分もありましたが、ソトバが日本人という理由から酷い目に遭っていたこと、かつてペストが流行したようにヴェネツィアにも陰の部分があるということは描きました」と、世界観を再現する上での荒木との貴重なやり取りについて明かしている。

呪いを受けている人々と対峙する露伴という映画オリジナルの新しい要素を加えることで、物語はどのような展開を見せるのか。全編ヴェネツィアロケで実現した映像美とともに作り上げた極上のサスペンスを、劇場で堪能してはいかがだろうか。
<作品情報>
『岸辺露伴は動かない 懺悔室』
5月23日(金) 公開
公式サイト:
https://kishiberohan-movie.asmik-ace.co.jp/
(C)2025「岸辺露伴は動かない 懺悔室」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社